« 2020年49号(11.30-12.6 通算1065号) 国際ニュース・カウントダウン | トップページ | 2020年50号 (12.7-13 通算1066号)国際ニュース・カウントダウン »

2020年12月 6日 (日)

◆コロナ感染拡大とワクチン接種開始 2020.12.6

 新型コロナのワクチン接種が始まった。世界の待望の動きで、感染防止の切り札として期待される。ただ承認は見切り発車の色彩もあり、有効性、副作用など課題も指摘される。

▼英などで承認

 ワクチン利用でまず動きを見せたのが英国。ジョンソン首相が2日使用を承認すると発表。8日から医療関係者などを皮切りに接種を始める。

 間髪をおかず、ロシアが5日から接種を開始すると発表。実際に接種が始まった。ロシアは8月に世界で初めてワクチンの承認したが、接種には至っていなかった。最終試験を重ねていたとみられる。英国の発表で、使用開始を前倒ししたとの指摘がある。

 米国は12月上旬-中旬にも接種開始と見られる。フランスなど欧州諸国は年明けの接種開始が見込まれる。

 各国とも通常の新薬承認に比べてスピードが速く、安全性や効果への疑問が完全に払しょくされたわけではない。それでもとにかく使用を優先させた格好だ。

▼一般接種までに数か月?

 接種はまず医療関係者や高齢者を優先し、一般の人々に広く使用できるまでには数か月を要する見通しだ。

 ワクチン接種開始は明るいニュースだ。ただ、予防効果がどれだけあるかなど不透明な要素も多い。ウイルスの突然変異にどこまで対抗できるかという指摘もある。効果が出るまでにはなお時間がかかると認識すべきだろう。

▼感染拡大

 足元の感染はむしろ拡大している。世界の感染確認者は3日、1日当たり60万人を突破。感染者は6300万人を超えた。

 1日当たりの死者も1万人を超え、累積の死者は4日に150万人に達した。

 秋に感染の「第2波」を経験した欧州は新規感染の山をひとまず越えたが、米国では引き続き「第3波」の感染が拡大している。カリフォルニア州など各州は自宅待機など行動規制を強化した。ブラジルなどでも感染拡大が続く。

▼反応様々ン、緩みに懸念も

 ワクチンの使用開始を歓迎し、接種を希望する人ばかりかと思えば、豈に図らんや、米国などではワクチン接種を拒否する人も少なくない。世界の人々の現状認識や価値観の違いが大きいことを改めて認識する。

 WHOなどは、ワクチン接種開始で感染防止の警戒が緩むことを警戒する。警戒と期待の材料を抱えて、コロナの1年は最終月に入った。

 

◎ 「ワクチンができた」にひとまず安堵の息
◎ 見切り発車それでも年末プレゼント
◎ 歓迎のニュースで忘れる時間軸

 

2020.12.6

« 2020年49号(11.30-12.6 通算1065号) 国際ニュース・カウントダウン | トップページ | 2020年50号 (12.7-13 通算1066号)国際ニュース・カウントダウン »

ロシア」カテゴリの記事

世界の潮流」カテゴリの記事

欧州・EU」カテゴリの記事

社会」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 2020年49号(11.30-12.6 通算1065号) 国際ニュース・カウントダウン | トップページ | 2020年50号 (12.7-13 通算1066号)国際ニュース・カウントダウン »

2021年2月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28            
無料ブログはココログ

ウェブページ