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2020年11月15日 (日)

2020年46号 (11.9-15 通算1062号) 国際ニュース・カウントダウン

◎国際ニュース・週間カウントダウン: 2020年11月9-15日
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◆バイデン氏、次期政権に向け始動 ☆
・米大統領選で勝利宣言したバイデン氏は、政権発足に向け準備を始動した。
・専門家13人で構成するコロナ対策チームを9日発足した。
・英独仏首脳と10日電話会談し、安保や気候変動での協力を約束した。
・大統領首席補佐官に側近のクレイン氏を起用すると11日発表した。
・米メディアによれば選挙結果が13日判明。バイデン氏306、トランプ氏232。
・トランプ氏はなお敗北を認めず、法廷闘争を続ける構え。
・トランプ氏は9日、エスパー国防長官を解任した。選挙後の解任は異例。
・政権移行は異例の状態になっており、安保などで悪影響も懸念される。

◆RCEP調印(15日)☆
・日中韓やASEAN、豪州、NZの15カ国はRCEPに署名した。
・東アジア地域包括的経済連携。工業・農業製品の関税引下げや撤廃を定めた。
・データ流通に関するルールなども盛り込んだ。
・世界のGDPや貿易の3割をカバーするFTAになる。
・RCEPは中国やASEAN主導で2013年に交渉開始。当初はインドも参加を見込んだ。
・しかしインドは米中貿易戦争やコロナの影響で経済悪化。参加を見送った。
・アジア太平洋地域ではTPP11が2018年12月にまず6カ国間で発効した。
・RCEPは自由貿易促進のほか、経済圏形成における主導権争いの意味合いもある。

◆香港、民主派議員辞職、1国2制度形骸化進む ☆
・香港政府は11日、立法会の民主派4議員の資格を剥奪した。
・中国の全人代常務委員会が11日、剥奪方針を決めたのに呼応した。
・民主派議員15人は12日、決定に抗議して辞表を提出した。
・この結果、立法院は70議席のうち親中派41、民主派2、欠員27となった。
・1国2制度の形骸化がさらに進み、民主派は活動基盤を奪われている。
・民主派活動家の海外への移動も制限が強まり、苦境は深まる。

◆コロナ感染拡大加速、ファイザーはワクチンで新情報☆
・新型コロナの感染拡大が加速。新規感染確認は11日、66万人に達した。
・欧米で換算拡大に拍車がかかる。一部地区では医療体制がひっ迫する。
・ファイザーは9日、ワクチンの予防の有効性が90%を超えたと発表した。
・治験結果をまとめたもの。ワクチン実用化に向けた動きの1つだ。
・報道を受けて株式市場は上昇した。

◆ミャンマー総選挙(8日投票)
・総選挙(上下両院、合計664議席のうち軍人枠を除く498議席)が行われた。
・アウン・サン・スーチー氏率いるNDLが346議席を獲得し、過半数を維持した。
・NDLは2015年の初の民主選挙で政権を獲得。今回も維持した。
・ただ、スー・チー氏に対する国際的な期待は冷え、投資などは進まない。
・ロヒンギャ難民問題でも同国への批判が強まっており、2期目の課題は多い。

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 │INCDの採点
 │ ☆☆☆ 世紀の大ニュース
 │ ☆☆  世界史の年表に載るようなニュース
 │ ☆   国際情勢を理解するのに知っていた方がいいニュース  
 │ 無印  興味のある方は。知らなくても困ることはないでしょう
 ├───────────────────────────
 │プラスアルファ                       
 │ (世)日本ではあまり報道していないけれど、世界では注目
 │  (^^)くだらないけど面白い。面白いけどくだらない
 └─────────────────────────────

 

◎寸評:of the Week
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 【米大統領選後の風景――混乱と対立続く】 米大統領選で勝利宣言したバイデン氏が次期政権に向けた準備を始動した。(→(国際ニュースを切る)

 

 【香港・アント上場延期・習近平】 香港立法会の民主派議員が資格を剥奪され、民主派議員が抗議の辞任をした。1国2制度の形骸化は一段と進んだ格好だ。一方、アリババ傘下のアント・グループが上場を延期した問題の余波が広がる。(→国際ニュースを切る)

 

 【エチオピアの紛争】 エチオピアで政府と北部ティグレ人民解放戦線の間で戦闘が拡大している。周辺への混乱拡大も懸念される。
 エチオピアは人口1億人超のアフリカの大国。約80の民族が住む多民族国家で、オモロ族、アムハラ族などの人口が多い。ティグレ属は北部に住み全人口の5%程度。同族はエチオピアの北側に隣接するエリトリアにも住む。
 紛争は中央政府と、ティグレ州政府の対立から起きた。ティグレ族は1991年の政変以来、同国政治の主導的な役割を果たしてきたが、2018年に最大民族オムロ族からアビー首相が就任。中央政府に不満を強めた。
 ティグレ州政府が中央政府の反対を押し切り9月に連邦と州議会選を強行したことから対立が激化。10月末に軍事衝突に発展した。11月4日に、アビー首相が軍に反撃を命じた。
 アビー首相はエリトリアとの和平を推進した功績で、2019年にノーベル平和賞を受賞した。北西に隣接するスーダンとの和平も推進している。しかし、国内的には新たな紛争激化を抱えることになった。
 現地からの情報も限られるので早計な判断は禁物だが、民族や地域対立の複雑さを改めて物語る。
 
 
◎今週の注目(2020年11月16-22日 &当面の注目)
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・引き続きコロナの動きに注目。
・G20首脳会議が20日にオンライン形式で行われる。

 

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