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2020年10月20日 (火)

◆コロナ感染拡大と政治・外交の緊張 2020.10.18

 新型コロナの感染拡大が続く。欧米で感染の再拡大が加速し、欧州諸国は行動規制の再強化に動く。こうした中、体制派と反体制派の政治対立の激化や、国際紛争も目立つ。

▼感染第2波、今後も不透明

 新型コロナの確認感染者は19日、4000万人を超えた。中南米、インドなど新興国で拡大しているほか、欧米の感染再拡大が加速する。

 欧州主要国では1日当のり感染確認者が、春の感染時ピークを上回る勢い。スペイン、フランス、英国、ベルギーなどは夜間外出禁止や飲食店休業など相次ぎ規制強化に動いた。

 欧州各国は春先に全国レベルでのロックダウンを実施し、感染は一時ペースダウンした。しかし結局、封じ込めはできず、第2波の到来に至っている。

 米国では感染確認氏が800万人を超えた。コロナ感染下でも、大統領選の大規模集会が開催され、行動規制に反対する人は少なくない。

 ワクチンや治療薬開発のメドは見えてこない。こんな感じで第3波、第4波が繰り返されるのか―。目先の冬場はもちろん、来年も油断できない。

▼コロナ下の政治・外交混乱

 世界各地で紛争や政権、政治・外交の混乱が目につく。

 米国では大統領選が泥仕合の様相を呈している。トランプ、バイデン両陣営の間で建設的な政策論争は乏しく、批判合戦に終始。コロナ感染下でも大規模集会が相次ぎ開かれる。

 英・EUは通商関係を巡りチキンゲームの交渉を続け、合意なしで年末の移行期間終了を迎える可能性も消えない。コロナで悪化している経済にさらに悪影響が出るのは必至だ。しかし今のところ「交渉はウィン・ウィンが大原則」という姿勢は見えてこない。

 タイ経済はコロナに加え政治混乱により、さらに悪化の兆しを見せている。政治対立は過去数十年に及ぶ構造的なものだが、足元の混乱は政権の強硬姿勢や、国王のふるまいなども影響推している。

 キルギスでは10月4日の総選挙で不正があったとの疑惑から反体制派が決起。大統領辞任・年末再選挙へと発展した。アルメニアとアゼルバイジャンの紛争は決着が見えない。ベラルーシでは9月の大統領選を受け、反体制派の抗議か活動が続く。トルコ・ギリシャは東地中海の天然ガス資源開発を巡り対立を深め、そこに北キプロス(トルコだけが承認の国家)の大統領選が絡む。

▼高まる不満が転化?

 世界中で、コロナにより国民の生活は苦しくなり、不満が高まっている。政治への批判が爆発する発火点は低くなっている。権力者が、国内で対立を煽ったり、海外に敵を仕立て上げ、人々の不満のはけ口にするのも常套手段だ。

 対立や混乱の多発は、コロナの感染拡大と相関しているようにも見える。

 こうした時に真価を問われるのは政治家のリーダーシップだ。

 ニュージーランドの総選挙(17日)では、アーダーン首相の労働党が圧勝した。首相の尾コロナ対策などが評価されたためと地元メディアなどは分析する。こうした知らせを聞くと、少し安心する。
 
◎ パリの街灯(あかり)、戦時はしょっちゅう消えていた
◎ 感染と政治の混迷がよくコラボ

2020.10.18

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