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2020年8月11日 (火)

2020年32号 (8.3-9 通算1048号)国際ニュース・カウントダウン 

◎国際ニュース・週間カウントダウン: 2020年8月3-9日
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◆米がTikTok「禁止か売却」米中ハイテク摩擦一段と ☆
・トランプ大大統領は7月31日、動画投稿アプリTikTokの禁止を表明した。
・中国のバイトダンス(北京字節跳動科学)が運営。米国内で6500万人が使う。
・米は安全保障上の理由を理由に挙げる。
・米マイクロソフトは2日、TikTokの米運営会社(国際版会社)の買収検討を発表した。
・トランプ大統領は3日、MSなど米企業による買収を容認。
・TikTokが9月15日までに米社に売却しなければ使用禁止すると表明した。
・トランプ氏は6日、TikTokとテンセントの微信を45日後に禁止する大統領令に著名した。
・米国は通信機器のファーウェイを米市場から締め出す動きを強化した。
・同社に続いてTikTokなどの締め出しになり、米中ハイテク摩擦がさらに深まっている。

◆レバノン首都で大規模爆発、同国混乱に拍車(4日)☆
・首都ベイルートの港湾地区で大規模な爆発があり、130人以上が死亡、数千人が負傷した。
・現地メディアなどによれば25万人が住宅損壊で住めなくなった。被害は甚大だ。
・現場に保管の硝酸アンモニウムが爆発した。管理の欠陥が指摘される。
・政府は5日、首都に非常事態を宣言した。
・同国は食料などを輸入に頼っており、生活必需物資不足が懸念される。
・レバノンは多数の宗教・民族が入り混じる国家。1975-90年には内戦を経験した。
・その後18の宗派が権力を分け合う形で内戦再発を防いで来たが、政治は硬直的で腐敗も多い。
・2019年には大規模反政府デモでハリリ前政権が退陣に追い込まれた。
・経済も混乱し、今年3月に対外債務返済の支払い延期(デフォルト)を宣言した。
・同国の各勢力には、欧米や中東各国が肩入れし、対立に拍車をかけている面がある。
・マクロン仏大統領は6日同国を訪問、支援を伝えるとともに、改革推進を求めた。

◆米が大統領令でコロナ対策の失業給付上乗せ、議会対立に異例の措置(8日)☆
・トランプ米大統領は新型コロナ対策の大統領令を発令した。
・失業対策の上乗せ、学生ローンの返済猶予などを含む。
・議会の与野党対立で一部対策が失効していた。
・米はコロナ対策として失業手上げを週600ドル上乗せ。2500万人が対象になっていた。
・これが7月末に失効した。手当は平均で約1000ドル→370ドルに減少する状況になった。
・議会では与野党対立で、支給の延長法案を巡る与野党の調整がつかなかった。
・歳出の決定権は議会にあり、法廷闘争になれば大統領令が向こうになる可能性がある。
・トランプ氏はあえて強行突破した格好だ。

◆スリランカ総選挙、大統領派が勝利、中印との距離焦点(5日)
・議会選(1院、225議席)が行われ、ゴタバヤ・ラジャパクサ大統領の支持派が圧勝した。
・大統領の兄のマヒンダ・ラジャパクサ首相(元大統領)が党首の人民戦線(SLPP)が145議席。
・少数政党も含む大統領支持派は3分の2を超えた。
・同国はマヒンダ氏の大統領時代(05-15年)に親中路線に傾斜した。
・その後シリセナ前大統領(15-19)に軌道修正。
・以後、対中・対インドのバランスに配慮する。

◆米厚生長官が訪台、香港政府トップには制裁
・米国のアザー厚生長官が9日訪台した。
・閣僚の訪問は6年ぶりで、1979年の断交以来最高位の人物の訪問と見られる。
・中国は反発。軍事的報復のカードもあるなどとけん制した。
・米港は7日、香港政府トップのキャリー・ラム長官ら11人に制裁を科した。
・米国内の資産凍結などが内容で、実効性よりメッセージを打ち出すもの。
・米は香港国家安全法の施行が1国2制度に反するなどと批判、制裁の理由に挙げる。
・米中の対立は、分野を拡大して深まっている。

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 │INCDの採点
 │ ☆☆☆ 世紀の大ニュース
 │ ☆☆  世界史の年表に載るようなニュース
 │ ☆   国際情勢を理解するのに知っていた方がいいニュース  
 │ 無印  興味のある方は。知らなくても困ることはないでしょう
 ├───────────────────────────
 │プラスアルファ                       
 │ (世)日本ではあまり報道していないけれど、世界では注目
 │  (^^)くだらないけど面白い。面白いけどくだらない
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◎寸評:of the Week
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 【米中対立】 米中対立が(またも)一段と激化した。米国は動画投稿アプリのTikTokに対し、「売却か、禁止か」を迫り、ハイテク摩擦の戦線が広がった。アザー厚生長官が台湾を訪問。キャリー・ラム行政長官ら香港行政府指導者への制裁を発表した。

 【爆発事故が曝け出したレバノンの混乱】 レバノンの首都ベイルートの港湾地区で大規模な爆発があり、多大な被害があった。事件の全容はいまだ不明だが、同国の混乱が改めて伝わってくる。 (→国際ニュースを切る)

 

◎今週の注目(2020年8月10-16日 &当面の注目)
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・引き続き新型コロナの動きに関心。
・米国が、ファーウェイなど中国5社の製品を使う企業との取引を禁じる「国防権限法」を施行する。米中の対立、分断が一段と進む。
・9日投票のベラルーシ大統領選の結果が判明する。

 

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