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2020年7月12日 (日)

2020年28号 (7.6-12 通算1044号) 国際ニュース・カウントダウン

◎国際ニュース・週間カウントダウン: 2020年7月6-12日
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◆米で感染再拡大拍車、累計300万人、大統領はマスク着用(8日)☆
・米国で新型コロナ感染が再拡大。感染確認者は300万人を超えた。
・7月に入り感染確認者は連日5万人を上回る。4-6月は3万人弱だった。
・カリフォルニアやテキサス、フロリダなど、南部や西部で拡大が続く。
・ただ、7月の死者数は1日500人程度で、4月の4分の1程度にとどまる。
・5月に経済活動を一部再開した結果、感染の再拡大が起きた模様だ。
・5-6月の人種差別抗議デモ拡大も、感染拡大を加速させた可能性がある。
・フロリダやテキサスなどは経済活動規制を再導入した。
・トランプ政権のコロナ対応に対する国民の批判も拡大。大統領の支持率は低下気味。
・大統領は11日公の場所に初めてマスク姿で現れた。世論対策の側面がある。
・世界全体の感染は引き続き拡大。ブラジルやインドなど新興国で感染者が増えている。
・ブラジルの感染者は11日180万人を突破。ボルソナル大統領も感染した
・世界の感染確認者は9日、1200万人を超えた。

◆米がWHOから脱退通知(6日)☆
・米国は国連に対し、WHOからの脱退を正式に通告した。
・米国は4月にWHOへの拠出金停止を表明している。
・米国はWHOの運営が中国寄りと批判してきた。
・民主党は決定に反発。バイデン前副大統領は大統領に当選したら決定を覆す意向。
・トランプ氏の判断には、政権のコロナ対応への批判をかわす狙いがあると見られる。
・米大統領の判断で、コロナ対応の国際体制が揺れる。

◆トルコが「アヤソフィア」をモスクに変更、イスラム化がさらに進む(10日)☆
・トルコがキリスト・イスラム教複合建築物の「アヤソフィア」をモスクに変更する。
・アヤソフィアはイスタンブールの中心に建つ歴史的建造物。世界遺産。
・ローマ時代にキリスト教会として作られ、537年に現在の建物が建設された。
・1453年にオスマン帝国が征服後は、モスクに変更された。
・近代トルコの父アタチュルクは政教分離や世俗主義を主張。
・アヤソフィアは宗教的に中立な博物館になり、異文化共存の象徴として重視された。
・今回最高裁が過去の決定を無効とし、エルドアン大統領が大統領令に署名した。
・エルドアン政権下では政教分離の原則が後退し、イスラム色の強化が進む。
・この流れが更に加速する可能性がある。

◆シンガポール総選挙、与党多数、野党議席増(10日)
・総選挙(一院93議席)が行われ、与党・人民行動党(PAP)が83議席を獲得した。
・得票率は61.2%で、2015年の69.2%から減少した。
・主要野党の労働者党が10議席を獲得した。野党の2桁議席獲得は建国以来初。
・同国では1965年の独立来PAPが権力を握る。与党に有利な選挙制度もその一因。
・同党は経済成長優先の政策を推進し、同国はアジア有数の豊かな国になった。
・しかし不平等是正や外国人労働者規制を求める声も拡大。2011年選挙は野党が伸長した。
・2015年は故リー首相の弔い合戦で与党が勝利したが、再び野党が健闘した。
・今回はコロナ対策などが焦点になった。

◆グーグルなど香港当局へ情報提供停止(6日)☆
・FBとグーグル、ツイッターは香港当局に対する利用者情報提供を停止した。
・各社が声明を出した。香港国家安全法の影響を精査するためとしている。
・各国当局は、犯罪捜査などの際にIT企業に情報提供を求めることがある。
・IT大手は適切と判断した場合には提供に応じている。
・香港については、供給停止し、国家安全法の適用などの行方を見る構え。

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 │INCDの採点
 │ ☆☆☆ 世紀の大ニュース
 │ ☆☆  世界史の年表に載るようなニュース
 │ ☆   国際情勢を理解するのに知っていた方がいいニュース  
 │ 無印  興味のある方は。知らなくても困ることはないでしょう
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 │プラスアルファ                       
 │ (世)日本ではあまり報道していないけれど、世界では注目
 │  (^^)くだらないけど面白い。面白いけどくだらない
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◎寸評:of the Week
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 【トランプ大統領のマスク】 米国で新型コロナの感染が再拡大。各地で経済活動規制の再導入が進む。政権のコロナ対応への批判もじわじわと強まってきた。

 大統領選挙の支持率では、民主党候補となるのバイデン前副大統領が、トランプ氏を10%程度リードしている。バイデン氏リードの主な理由は、同氏の政策や人気によるものではなく、もっぱらトランプ批判の拡大による見ていいだろう。

 こうした中で、トランプ氏は様々な動きを見せる。11日には初めて公の場所にマスク着用で現れた。これまでマスク着用に否定的な姿勢だったが、感染再拡大をみて姿勢転換した模様だ(本人は転換を否定)。

 6日には、WHOからの撤退を国連に通告した。コロナに対し、世界が協調して取り組むべき時期。国際協調が各国の利害に左右されるのはよくある事だが、今回の問題に関しては、世界のリーダーであるべき米国が動揺の震源にむしろなっている。

 「コロナとトランプ氏」のニュースは尽きない。

 

 

 【アヤソフィアの運命】 トルコがイスタンブールにある歴史的建物「アヤソフィア」をモスクにすると決めた。動きはトルコのイスラム化の強まりを象徴する。(→「国際ニュースを切る」)

 

 

◎今週の注目(2020年7月13-19日 &当面の注目)
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・引き続き新型コロナの動きに関心。
・EUが17日、臨時首脳会議を開催する。新形コロナ救済を巡る、救済基金の設立などが協議される見込み。

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