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2020年7月20日 (月)

2020年29号 (7.13-19 通算1045号)国際ニュース・カウントダウン

◎国際ニュース・週間カウントダウン: 2020年7月13-19日
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◆米が対中強硬姿勢一層鮮明に、南シナ海、香港で(13-14日)☆
・米国が中国に対する強硬姿勢を一層鮮明にした。
・ポンペオ国務長官は13日、南シナ海での中国の行動や主張を違法と断じた。
・米国が同地域での中国の主張を公式に否定するのは初めて。
・14日にはトランプ大統領が香港自治法に署名、成立させた。
・中国の大手金融機関に対し、香港自治への侵害を理由に制裁を可能にする。
・ファーウェイなど中国のハイテク企業に対する締め付けも強化している。
・米中の緊張は1月の貿易第1段階合意で一服したが、その後再び高まっている。

◆英国がファーウェイ排除(14日)☆
・英政府は次世代通信規格5Gからファーウェイを排除すると決定した。
・2021年から同社製の新規購入を禁止。2027年までに排除を実現する。
・英国はこれまで、同社製品の部分的な利用は認める立場だった。
・しかし米トランプ政権は禁止を要求。英保守党内の強硬派も排除を求めた。
・米国は5月に同社への制裁を強化。同社は台湾企業などに生産委託しにくくなった。
・政政府は、ファーウェイによる安定供給が難しくなった事が判断の理由と言う。
・米国は同社製品の排除を欧州や日本などに要求している。
・同社問題は米中対立の焦点の1つになっている。

◆ツイッターにサーバー攻撃(15日)☆
・バイデン前副大統領やテスラのマスクCEOらのツイッターアカウントが乗っ取られた。
・ハッカーによる犯行を見られる。
・ビットコインの送金要求が投稿され、10万ドル以上の被害があった。
・乗っ取りに合ったのは他に、MS操業のゲイツ氏、アマゾンのベゾス氏など。
・英米カナダ当局は16日、新型コロナの研究所がロシアからサイバー攻撃を受けたと発表。
・ワクチン情報や知的財産を盗み出す狙いと分析した。ロシアは否定した。
・米大統領選やコロナを巡り、サイバー攻撃やハッキングの懸念が拡大している。

◆コロナ感染、ブラジル200万、インド100万超 ☆
・新型コロナの感染拡大が継続。19日現在感染確認者は1400万、死者は約60万人。
・ブラジルの感染確認者は15日200万人を突破。インドは17日100万人を超えた。
・米国では感染再拡大が加速。カリフォルニアは全州でバーの営業を再禁止した。
・公衆の場でマスク着用を義務付ける州も増え、28州に及んだ。

◆中国の4-6月GDPプラス3.2%に回復(16日)
・中国の2020年4-6月期のGDPは、前年同期比プラス3.2%だった。
・1-3月期はマイナス6.8%だった。
・自動車や半導体、鉄鋼などの生産が回復、設備投資も持ち直した。
・コロナの感染拡大に歯止めがかかり、経済も足元回復した形だ。

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 │INCDの採点
 │ ☆☆☆ 世紀の大ニュース
 │ ☆☆  世界史の年表に載るようなニュース
 │ ☆   国際情勢を理解するのに知っていた方がいいニュース  
 │ 無印  興味のある方は。知らなくても困ることはないでしょう
 ├───────────────────────────
 │プラスアルファ                       
 │ (世)日本ではあまり報道していないけれど、世界では注目
 │  (^^)くだらないけど面白い。面白いけどくだらない
 └─────────────────────────────

 

◎寸評:of the Week
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 【米中摩擦過熱】 米国が対中強硬策を相次ぎ打ち出した。1つは南シナ海問題で、中国の主張が「違法」を初めて明確に打ち出した。これまでは中国の動きをけん制しつつも、ある程度の距離を取った対応だった。しかし東南アジア寄りの立場を明確にした。

 もう一つは、香港自治法を発効させ、中国の大手金融機関などに対する制裁に道を開いたこと。金融制裁は、米側にも返り血が及ぶリスクがある策。しかし香港問題で、中国に譲歩しない姿勢を示した。

 米中ハイテク摩擦の焦点の一つとなったファーウエイの問題では、英国が5Gの機器からファーウェイ製を排除する決定を下した。米国の主張が通った形だ。

 米トランプ政権はコロナでも中国批判を強める。中国の初期行動がコロナ感染拡大の原因になったという主張。同時に、中国の影響力が強いとされるWHOも批判。前週にはWHOからの脱退を通告した。国際協調でコロナ対策を進めるより、対中戦略を優先させた印象を与える。

 米国の強硬姿勢の背後には、大統領選で支持獲得を目指すトランプ大統領の思惑もあるだろう。しかし、それでだけでは片付けられない。中国に対する不信感や警戒感の高まりは、党派を超えて根付いている。

 米国陣営と中国の勢力圏の経済が分断されるデカップリングが、場所で語られている。その可能性やリスクが、また一つ大きくなった気がする。

◎ コロナより対中攻勢、大丈夫?
◎ デカップリングまさかという間に進んで行く

 

 【アップ追徴課税--EU巨大IT企業規制政策の行方】 EU一般裁判所がアップルへの追徴課税問題で重要な判決を下した。欧州委員会が求めた追徴課税を取り消す内容で、委員会にとっては打撃になる。欧州委は上級審への控訴も含め対応を検討する。欧州委員会は競争法を武器に大手IT企業規制を目指してきたが、今後の戦略の行方は不透明さを増した。
 

◎今週の注目(2020年7月20-26日 &当面の注目)
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・引き続き新型コロナの動きに関心。
・イスタンブールのアヤソフィアで24日、礼拝が行われる。トルコ政府はアヤソフィアの位置づけを、「宗教的に中立の博物館」から「モスク」に変えたばかり。

 

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