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2020年7月 5日 (日)

2020年27号 (6.29-7.5 通算1043号) 国際ニュース・カウントダウン

◎国際ニュース・週間カウントダウン: 2020年6月29日-7月5日
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◆香港安全法施行、返還23年(30-1日)☆
・中国は30日、香港国家安全維持法を交付した。香港で同日午後11時に施行された。
・同法は反中国的な言動や抗議を念頭に「国家分裂」の行為などを禁止。取り締まる。
・中国は香港に治安維持機関を新設。治安や教育などで直接関与を強める。
・これまでの香港政府を通した間接的な統治から、直接統治の色彩を強める。
・7月1日には抗議活動を行った人が同法に基づき逮捕された。
・香港は返還後50年間は高度な自治を認める「1国2制度」を約束されたが、崩壊しかねない。
・欧米は同法を批判。英国や豪州、台湾などは香港からの住民受入れ拡大の姿勢を示す。
・香港の民主派などは「香港の自由は死んだ」などと認識する。
・欧米社会と中国の関係や、世界の民主主義のあり方にも問いを突き付ける。
・香港は7月1日、英国から中国に返還されてから23年を経過した。

◆ロシア憲法改正(1日)☆
・憲法改正を問う国民投票が6月25日-7月1日行われ、賛成が約78%を占めた。
・プーチン大統領が2024年の現任期の後、5選出馬が可能になる。
・最長2036年までの就任が可能になる。
・プーチン氏は2000年大統領に就任。その後一時首相時代を経て、20年間権力を握る。
・当初の対欧米協調→冷却化。2008年にジョージア紛争、2014年クリミア併合を経た。
・資源価格の低迷で近年は経済が低迷。今年はコロナ拡大もあり、人々の不満の高まる。
・プーチン政権は課題対応のため、強権色を強める傾向が目立つ。

◆コロナ、米国で再拡大 ☆
・新型コロナ感染は拡大が継続。新興国で感染者が増え、米国で再拡大が目立つ。
・米国は1-2日、連続で5万人超の感染確認者を数えた。
・AP通信によれば、50州中40州で患者数が増加している。
・テキサスやフロリダなどは、早期の経済活動再開が感染再拡大につながった模様。
・欧州やアジアの一部でも感染再拡大。地域限定の都市封鎖などで対応する。
・世界の感染確認者は4日現在1100万人超。死者は52万人超だ。

◆北米新協定が発効、自由貿易の色彩は弱まる(1日)☆
・米加墨の間で、NAFTAに代わる新通商協定USMCAが発行した。
・旧協定の発効以来、26年半ぶりの改定。
・自動車の原産地規則が変わり、従来は域内部材62.5%なら関税ゼロ→75%に引き上げる。
・低賃金労働を規制する条項も新設した。
・NAFTAより自由貿易の要素が薄まり、米産業保護などが重視される。
・NAFTAは1994年に発効。賃金の安いメキシコへの生産拠点移転が進んだ。
・米国の雇用が流出したとの批判も根強く、2017-18年再交渉した。

◆テスラの時価総額自動車業界トップに(1日)
・電気自動車のテスラの時価総額が2100億ドルを超え、自動車産業で世界首位になった。
・首位だったトヨタ自動車を抜いた。
・EVブームを追い風に、テスラの株価は過去1年で5倍に増加した。
・テスラの2019年の生産は約36万台。一方トヨタは1000万台。
・それでも時価総額が逆転した背景には、時代変化の方向性がある。
・ただし、IT大手のMSなどに比べると時価総額は5分の1以下だ。

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 │INCDの採点
 │ ☆☆☆ 世紀の大ニュース
 │ ☆☆  世界史の年表に載るようなニュース
 │ ☆   国際情勢を理解するのに知っていた方がいいニュース  
 │ 無印  興味のある方は。知らなくても困ることはないでしょう
 ├───────────────────────────
 │プラスアルファ                       
 │ (世)日本ではあまり報道していないけれど、世界では注目
 │  (^^)くだらないけど面白い。面白いけどくだらない
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◎寸評:of the Week
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 【重要ニュース】 コロナ関連のニュースを脇に追いやるような重要な動きがあった。返還23年目を迎えた香港では国家安全法が施行。ロシア国民投票は憲法改正を承認し、プーチン大統領5選の可能性が開けた。

 

 【1国2制度の曲がり角】 香港では国家安全法が施行され、1国2制度は曲がり角を迎えた(→国際ニュースを切る)

 

◎今週の注目(2020年7月6-12日 &当面の注目)
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・引き続き新型コロナの動きに関心。
・シンガポールの総選挙が7月10日に行われる。

 

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 incd-club は国際問題に関係する内外のジャーナリストやビジネスマンらのグループです。「国際ニュース・カウントダウン」は、世界のニュースから週刊単位でベスト5を選び、解説したもの。日本のメディアの報道とは異なる視点から、面白くかつ分かりやすく地球を鳥瞰しています。
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