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2020年1月26日 (日)

◆中国・武漢発新型ウイルスの衝撃と問いかけ 2020.1.26

 

 中国・武漢から新型のコロナウイルスによる肺炎が拡散。世界を揺るがしている。

▼武漢封鎖、中国団体旅行禁止

 感染は2019年末から始まった模様で、今年に入り感染に拍車がかかった。1月25日までに中国国内で1300人が感染、死者は41人に達した。

 武漢市は23日から主要公共交通の運行を停止。人口1000万人を超える同市は封鎖された格好になった。あたかもSF映画の世界のようだ。

 中国は24日から春節の休暇に入ったが、各地でチェックを強化。中国ではこの時期、延べ30億人の移動が予想されていた。万里の長城や故宮は休業となった。中国国内の団体旅行は24日から停止された。

▼SARSの教訓

 WHOは新型ウイルスが人から人に感染していると指摘。一方で23日、緊急事態宣言は見送った。感染がまだ中国国内中心であるためだ。

 アジアでは2003年にSARSが香港中心で流行。1000人近い死者を出した。その際に、香港や中国が情報開示を渋ったとして、国際社会から強い批判を浴びた。SARSの場合、感染者の致死率は10%程度だった。

 中国政府は今回、その時の経験も踏まえて情報公開と対応を急いでいる模様だ。

 中国による武漢封鎖、団体旅行の停止などは、ある意味強権国家でなければ取りにくい。中国はいったん方針が決まれは動きは速いとの指摘もある。

▼世界に課題を突き付ける

 現時点では情報も限られ、今後事態がどう進展するかは予断を許さない。肺炎の感染拡大の速度はもちろん、経済や社会・生活への影響も予測しがたい。

 確実なことは、今後しばらく世界の関心の中心一つとなり続けること。そして世界を揺り動かすことだ。

 中国のみならず、国際機関や国際社会の対策、情報管理や情報規制の是非なども関心事。国家や政治のあり方も重要だ。

 パンデミックという危機の突然の顕在化は、世界が潜在的に抱えるリスクと課題を意図せずに突き付ける。

 

◎ 春節や世界に飛び出すコロナかな
◎ 千万人の都市封鎖され春が来る  
◎ 危機管理強権国家の光と影

 

2020.1.26

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