« ◆ウクライナ疑惑、政治ショー化が加速 2019.11.17 | トップページ | 2019年48号 (11.25-12.1 通算1012号) 国際ニュース・カウントダウン »

2019年11月25日 (月)

2019年47号 (11.18-24 通算1011号) 国際ニュース・カウントダウン

◎国際ニュース・週間カウントダウン: 2019年11月18-24日
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

◆香港区議会選、民主派が圧勝(24日)☆
・区議会(地方議会)選挙が行われ、民主派が圧勝した。
・議席数(全452)は選挙前の約3割→約8割に上昇。投票率は47%→71%だった。
・区議会の権限は小さいが、今回選挙は抗議デモの評価を問う位置づけだった。
・デモ支持の民意が反映された内容だ。
・選挙に先立ち香港警察は18日、抵抗運動の拠点の香港理工大に突入した。
・投降などで約1000人を撤去。逮捕者は400人を超えた。
・香港の高等法院(高裁)は18日、デモ参加者の覆面禁止が基本法違反と判断した。
・しかし中国の全人代は19日判決を批判。判断は全人代だけができると述べた。
・香港情勢は区議会選を経て新たな局面に入る。

◆米国がヨルダン川西岸入植を容認(18日)☆
・米国はイスラエルによるヨルダン川西岸での入植活動を容認した。
・ポンペオ国務長官が、国際法に違反しないと表明した。
・カーター政権は1987年に入植を違法と判断していた。この政策を転換した。
・トランプ政権はエルサレム首都などを認めた。イスラエル寄りを一層強めた。
・パレスチナやアラブ諸国、国際社会は米国を強く批判する。
・パレスチナ和平の行方は一層困難になったとの見方が強い。

◆ローマ法王が日本訪問、核廃絶訴え(24日)☆
・ローマ法王フランシスコが20-26日タイと日本を訪問。
・日本では24日、広島と長崎を訪問し、核廃絶を訴える演説を行った。
・戦争のための原子力利用は犯罪とし、核兵器のない世界を訴えた。
・海外メディアも核兵器廃絶(abolish)を求めるなどと報道。
・メッセージは世界に伝播した。

◆イスラエル連立交渉失敗、検察は首相起訴(20、21日)☆
・野党第1党指導者のガンツ元軍参謀総長は20日、連立協議に失敗した。
・リブリン大統領から組閣要請を受けていたが、調整できなかった。
・与党のネタニヤフ首相も連立交渉に失敗している。
・同国は9月にやり直し選挙を行ったが、政権樹立失敗が続く。
・来年前半にも3度目の選挙実施する可能性がある。
・一方検察は21日、ネタニヤフ首相を収賄罪などで起訴した。

◆大統領選にブルームバーグ氏出馬表明(24日)☆(^^)
・ブルームバーグ元NY市長(77)が、2020年大統領選民主党予備選に立候補した。
・予備選開始から3か月前の出馬表明は異例。
・民主党候補者選びは、本命不在の混戦が続いている。
・中道のバイデン元副大統領が息子の疑惑で失速。
・左派の政策を掲げるウォーレン上院議員の支持が伸びている状況だ。
・この時期の出馬は、民主党の混乱を映す。

   ┌──────────────────────────── 
 │INCDの採点
 │ ☆☆☆ 世紀の大ニュース
 │ ☆☆  世界史の年表に載るようなニュース
 │ ☆   国際情勢を理解するのに知っていた方がいいニュース  
 │ 無印  興味のある方は。知らなくても困ることはないでしょう
 ├───────────────────────────
 │プラスアルファ                       
 │ (世)日本ではあまり報道していないけれど、世界では注目
 │  (^^)くだらないけど面白い。面白いけどくだらない
 └─────────────────────────────

◎寸評:of the Week
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 【香港情勢の急展開】 香港情勢は重要な動きが続いた。週初には警察が民主派の拠点(香港理工大)を制圧。区議会選の実施を危ぶむ見方もあったが、結局選挙は実施された。結果は民主派の圧勝。投票率も前回から急増した。
 区議会の持つ政治的な力は限定的だ。しかし今回の選挙は、民主化デモに対する民意を表す住民投票的な意味があると位置づけられた。選挙の結果、民意が民主化デモを支持していることが明示された。
 投票率上昇も重要な民意の表れだ。投票場の前には有権者が長蛇の列を成し、その映像が世界に流れた。有権者の民意発露への願いが表れた格好だ。
 今後香港情勢がどう動くかは予断を許さない。中国は強硬姿勢を全く変えていない。それでも、区議会選での民意表明は、歴史的来な記録も含め重い。
 米国では上下院が19、20日に香港人権法案を可決した。人権尊重や民主主義を支援する内容で、米政府に対し1国2制度が機能しているかの検証を義務付ける。人権侵害がある場合は、制裁を科せる。国際社会の動きも重要だ。

◎ 「民主化」の民意の印 見せた秋
◎ 無力でも意思の表示に足運ぶ

 

 【入植容認】 米トランプ政権が、イスラエルによるヨルダン川西岸への入植を容認した。米国はこれまで入植を不法としてきたが、国際法に違反しないと解釈を変えた。国際社会は反発した。
 トランプ政権は発足以来、イスラエル寄りの姿勢を明確にしている。エルサレムをイスラエルの首都と認め、米大使館をテルアビブからエルサレムに移転。1967年の第3次中東戦争でイスラエルがシリアから占領したゴラン高原を、イスラエル領と認めた。いずれも国際的な合意から逸脱する内容。
 そうしたGame Chageの第3弾だが、これによりイスラエルとパレスチナの和平が一層困難になるのは確実だ。
 そのイスラエルでは、9月野やり直し選挙後の連立交渉が失敗。来年前半に再度選挙を実施する可能性が大きくなっている。検察はネタニヤフ首相を汚職などで起訴した。
 これまでと違う要素を加え、不確実性が高まっている。

 

 【ローマ法王のメッセージ】 ローマ法王フランシスコが日本を訪問。長崎と広島を訪れ、平和や核廃棄廃絶を訴えた。被爆地訪問は法王の長年の願いだったといわれる。
 訪問や演説はVatican Newsでも伝えられた。(英語版 https://www.vaticannews.va/en.html)。この内容はYou Tubeでも流されている。
 全世界のカトリック信者は13億人。法王の訴えは、こうした人々には確実に届いている。その重要性を改めてかみしめる。
 トランプ米大統領からのツイッターなどのコメントは、今のところない。

◎ 被爆地から法王の声 地球(ほし)を回る
◎ 何もせぬ現実派を撃つ願いの声
◎ 法王(パパ)の声トランプの答聞いてみたい

 

◎今週の注目(2019年11月25日-12月1日 &当面の注目)
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

・区議会選での民主派圧勝を受けた香港情勢は要注意。
・中国のアリババ集団が26日、香港市場に上場する。

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 incd-club は国際問題に関係する内外のジャーナリストやビジネスマンらのグループです。「国際ニュース・カウントダウン」は、世界のニュースから週刊単位でベスト5を選び、解説したもの。日本のメディアの報道とは異なる視点から、面白くかつ分かりやすく地球を鳥瞰しています。
 ブログは毎週発行のメールマガジンを元に作成しています。
 ------------------------------------------------
 メールマガジンの登録変更・解除は次のアドレスから。(『まぐまぐ』を利用)。
 http://www.mag2.com/m/0000056121.htm
 ------------------------------------------------

 Copyright(c) 2000-2019 INCD-club

 

 

 

« ◆ウクライナ疑惑、政治ショー化が加速 2019.11.17 | トップページ | 2019年48号 (11.25-12.1 通算1012号) 国際ニュース・カウントダウン »

ニュース」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« ◆ウクライナ疑惑、政治ショー化が加速 2019.11.17 | トップページ | 2019年48号 (11.25-12.1 通算1012号) 国際ニュース・カウントダウン »

2020年9月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
無料ブログはココログ

ウェブページ