« 2019年46号 (11.11-17 通算1010号)国際ニュース・カウントダウン | トップページ | 2019年47号 (11.18-24 通算1011号) 国際ニュース・カウントダウン »

2019年11月18日 (月)

◆ウクライナ疑惑、政治ショー化が加速 2019.11.17

 トランプ米大統領のウクライナ疑惑を巡る下院の公聴会が13日始まった。高官らが証言に立ち、過去の経緯などを説明した。米メディアは連日派手に取り上げ、公聴会はさしずめ劇場のよう。2020年の大統領選をにらんだ政治ショーの色彩が強まる。

▼大統領弾劾調査

 ウクライナ疑惑はトランプ政権が、ウクライナ支援の条件としてバイデン前副大統領の息子に関する疑惑の調査を求めたという内容。バイデン氏は2020年大統領選の民主朝の有力候補の1人だ。大統領が外交に特定の政治的利益を結び付ければ、法律違反になる。

 疑惑は夏に内部告発で表面化した。野党民主党多数の下院は9月、弾劾調査の開始を決定した。公聴会もその流れで実現した。

 大統領が直接支持を出したかなど、核心部分はそう簡単に判明するものでもない。実際、公聴会でも間接情報が証言された。それを巡り与党共和党と野党民主党が別の解釈を展開、論争が続いた。

▼大統領選にらみ

 上院では共和党が多数を占めており、弾劾が実現すると見る向きは今のところ少ない。それでも民主党が弾劾調査にこだわるのは、来年の大統領選をにらんでのこと。公聴会でウクライナ疑惑に対する世間の関心を高め、トランプ大統領攻撃を高めようという狙いだ。

 ただし、この疑惑は民主党の有力候補であるバイデン氏に跳ね返ってくる可能性もあり、事態はそう単純ではない。そもそも民主党は大統領候補選びで呼名が続いている。

▼世論は2分

 米世論は2分したままだ。大統領弾劾調査への見方でも、賛否が2分している。ウクライナ疑惑の中身についても、与野党が勝手に言い分を語り、議論がかみ合わない。「米国の分断」に疑惑が影響を与えるのにはに至っていない。

 調査を巡る情勢がどうであろうと、ウクライナ疑惑が米政治をにぎわせ、大統領選の争点の一つになっている事実は変わらない。弾劾調査は政治ショー的な性格を益々強めていく可能性がある。

▼世界に影響

 そんな米国政治の現実に、世界は大きな影響を受ける。ウクライナ疑惑にどうせ注視しなければならないのならば、存分に楽しみたいと考えるのが自然。ただ、話の筋としてあまりに不毛な気もする。

◎ ウクライナ疑惑に安保も忘れがち
◎ 無駄と知り TV付ける 政治ショー

 

« 2019年46号 (11.11-17 通算1010号)国際ニュース・カウントダウン | トップページ | 2019年47号 (11.18-24 通算1011号) 国際ニュース・カウントダウン »

アメリカ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 2019年46号 (11.11-17 通算1010号)国際ニュース・カウントダウン | トップページ | 2019年47号 (11.18-24 通算1011号) 国際ニュース・カウントダウン »

2020年9月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
無料ブログはココログ

ウェブページ