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2019年10月27日 (日)

2019年43号 (10.21-27 通算1007号)国際ニュース・カウントダウン

◎国際ニュース・週間カウントダウン: 2019年10月21-27日
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◆ペンス演説、中国批判に再度力点、ナイキなどに警鐘(24日)☆
・ペンス米副大統領は対中国政策についてワシントンで演説した。
・人権や軍事、経済で中国を批判。新疆ウイグルや香港問題に言及した。
・中国を戦略的かつ経済的なライバルとし、強硬姿勢で臨む考えを強調した。
・ナイキやNBAを人権より対中ビジネスを重視するとして名指しで批判した。
・ペンス氏の対中演説は2018年10月以来1年ぶり。対中強硬姿勢を改めて強調した。
・米企業にも警鐘を鳴らしたのも特徴。米企業に踏み絵を迫った格好だ。

◆カナダ選挙、与党が勝利(21日)☆
・下院選が行われ、トルドー首相の自由党が第1党を維持した。
・338議席中157議席を獲得したが過半数は割った。野党保守党は121議席だった。
・トルドー首相が続投する。政策ごとに他党の協力を求める方針。
・与党は経済減速やスキャンダルで打撃を受けたが、環境政策などが支持を得た。
・少数与党政権として政策運営は従来より難しくなりそうだ。

◆グーグルが量子コンピュータで新技術(24日)☆
・グーグルは新しい量子コンピューター技術の開発を発表した。
・新型プロセッサで、従来のスパコンの15億倍の計算を実現した。
・量子コンピューターの超域性(quantum supremacy)を達成したとする
・23日付の英誌Natureに発表。24日に会見した。
・量子コンピューターが実用化されれば、AIや新薬開発などを大きく変える。
・グーグルは今回の開発を革命的な技術革新と位置付ける。
・ただしIBMはグーグルの主張に重大な欠陥んがあると反論した。
・専門家でない者が評価をするのは難しいが、インパクトの大きい話。

◆ロシア・トルコ首脳会談、シリア問題で主導(22日)
・プーチン、エルドアン両大統領がソチで会談。シリア情勢などを協議した。
・ロシアはトルコの軍事作戦によるシリア北部からのクルド人排除を事実上容認。
・プーチン氏はシリアのアサド政権に合意内容を説明し支持を得たという。
・シリア情勢は米国の影響力が低下し、ロシアやトルコの影響が拡大。
・トルコによるシリア北部国境からのクルド人排除も既成事実化している。

◆ボリビアで非常事態宣言、大統領選後に(23日)
・20日大統領選が行われ、左派のモラレス大統領が21日勝利宣言した。
・米州機構(OAS)の選挙監視団は21日不正を指摘した。
・大統領は23日野党がクーデターを企画したとして非常事態を宣言した。
・2005年の選挙でモラレス氏が初の先住民出身として当選。
・その後憲法改正などを経て、2009、2014年に再選を果たした。
・2016年国民投票で4選が否決されたが、最高裁判断(憲法解釈)で4選出馬した。
・外交や経済政策を巡り国は2分の状況にある。混乱が続く可能性がある。

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 │INCDの採点
 │ ☆☆☆ 世紀の大ニュース
 │ ☆☆  世界史の年表に載るようなニュース
 │ ☆   国際情勢を理解するのに知っていた方がいいニュース  
 │ 無印  興味のある方は。知らなくても困ることはないでしょう
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 │プラスアルファ                       
 │ (世)日本ではあまり報道していないけれど、世界では注目
 │  (^^)くだらないけど面白い。面白いけどくだらない
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◎寸評:of the Week
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 【ペンス演説】 ペンス米副大統領が中国政策の演説を行った。対中強硬姿勢を明確にした2018年10月の演説以来約1年ぶり。内容は、人権や経済政策で中国を改めて批判、対中強硬姿勢を再度前面に打ち出した。
 今回の演説では、新疆ウイグルや香港問題を具体的に挙げ人権問題を批判。中国は米国のライバルであると改めて位置づけた。
 ナイキやNBAを人権問題より中国ビジネス重視していると名指しで批判したのも特徴だ。きっかけはNBAのヒューストン・ロケッツのGMが香港の抗議活動支持を表明したのに対し、中国が反発した事件。ナイキは中国に配慮してロケッツ関係の商品を中国市場から撤回した。NBAも対中配慮の姿勢を見せた。
 米中は貿易交渉で、一時休戦の兆しも見せ、今後の前進に期待する見方もあった。ペンス演説は米国の対中スタンスが厳しいことを改めて示した格好だ。影響は大きい。今後の米中関係や世界を読む材料としても重要だ。

 

 【Brexit】 英国のEU離脱を巡る動きは引き続きぎりぎりの攻防が続く。英下院は22日、ジョンソン首相とEUとの離脱条件を巡る合意を基本選で承認する一方、具体的な法案審議を短期間(2日)で処理する提案を否決した。この結果、10月31日の離脱は難しくなった。英国は10月19日にEUに離脱延期を求める書簡を送っており、延期が認められるかどうかが焦点。
 ジョンソン首相は24日、12月12日の総選挙実施を提案する書簡を野党労働党のコービン党首に送った。
 Brexitは離脱期間の延長、英議会解散・総選挙、英与野党の攻防、EU側の態度決定などいくつもの不確定要因を抱えながら、日々情勢を変えている。

 

◎今週の注目(2019年10月28日-11月4日 &当面の注目)
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・欧州中銀のドラギ総裁の任期が31日で終了。ラガルド氏が後継就任する。
・英国のEU離脱の期限が10月31日。期間延長など展開がある。

 

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