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2019年9月29日 (日)

2019年39号 (9.22-29 通算1003号)国際ニュース・カウントダウン

◎国際ニュース・週間カウントダウン: 2019年9月22-29日
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◆トランプ大統領にウクライナ疑惑、下院が弾劾調査開始へ(24日)☆
・トランプ氏に絡み、ウクライナへの調査依頼や情報隠蔽の疑惑が浮上した。
・野党・民主党のペロシ下院議長は、弾劾の調査を開始すると表明した。
・民主党バイデン元副大統領の息子関連の調査を同国に不当に依頼した疑い。
・バイデン氏は2020年大統領選の候補で、トランプ氏のライバルとなる。
・トランプ氏が、バイデン氏に不利な情報を得ようとしたと疑われる。
・トランプ氏は25日、ウクライナ大統領との電話記録を公表した。
・下院特別委は26日、疑惑に関する内部告発文書を公開した。
・疑惑の真相は不明だが、米政治を揺るがす事態になっている。
・政権はロシア疑惑に続きウクライナ疑惑を抱え、疑惑が続く格好だ。

◆英議会閉会に違法判断(24日)☆
・英最高裁はジョンソン英首相による約1か月の議会閉会を違法と判断した。
・EU離脱前の重要な時期の長期閉会は、審議の議会を奪っていると断じた。
・訴訟にはメージャー元首相(保守党)も加わっていた。
・首相は9月10日-10月13日の閉会を決めた。判断を受け下院は25日に再開した。
・違法判断は首相の強行姿勢に打撃を与えた。
・ただBrexitの行方は不透明。首相と議会の攻防が局面を変えて続く。
・ジョンソン首相は以前10月末離脱の姿勢を替えていない。

◆国連で気候サミット(23日)☆
・国連本部で気候行動サミット(Climete Action Summit)が開催された。
・スウェーデンの女子高生環境活動家のグレタ・トゥンベリさん(16)が登壇。
・各国指導者に「失敗は許さない」などと警告した。
・グテレス国連事務総長は2050年に温暖化ガス排出をゼロにすると約束した。
・しかし、参加各国からの具体的な約束は乏しかった。
・会議に先立ち世界各地で若者らのデモが展開された。
・トゥンベルさんの活動とデモは、温暖化問題の節目の出来事として記録される。

◆国連総会、イラン問題は前進なし
・国連総会で各国首脳の演説が行われ、併せて首脳外交が展開された。
・イランのロウハニ大統領は25日、国連演説で制裁下では交渉に応じないと表明。
・米国は同日イランへの追加制裁を発表し、対立姿勢を強めた。
・両国の首脳会談は実現しなかった。
・サウジ石油施設への攻撃に関し、英独仏もイランに責任があると批判した。

◆スペイン連立組閣断念、再選挙へ(24日)
・連立政権樹立交渉が失敗。解散→再選挙となった。
・4月の総選挙ではサンチェス首相の社会労働党(中道左派)が第1党となった。
・しかし過半数には届かず、急進左派のポデモスなどと連立協議を続けた。
・憲法規定の23日までに過半数の支持を確保できず、再選挙となる。
・同国では15年末選挙後も組閣ができず2016年に再選挙を実施。
・サンチェス政権は2018年に少数与党で成立したが、19年4月選挙に追い込まれた。
・混乱の背景には政党支持の多極化があり、政治安定は大きな課題だ。

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 │INCDの採点
 │ ☆☆☆ 世紀の大ニュース
 │ ☆☆  世界史の年表に載るようなニュース
 │ ☆   国際情勢を理解するのに知っていた方がいいニュース  
 │ 無印  興味のある方は。知らなくても困ることはないでしょう
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 │プラスアルファ                       
 │ (世)日本ではあまり報道していないけれど、世界では注目
 │  (^^)くだらないけど面白い。面白いけどくだらない
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◎寸評:of the Week
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 【ウクライナ疑惑】 米トランプ大統領を巡る疑惑がまた表面化した。バイデン元副大統領の息子が絡んだ調査を、ウクライナのゼレンスキー大統領に不当に依頼したという内容。民主党のペロシ下院議長は24日、大統領の弾劾に関する調査を始めると発表した。
 大統領選に有利になる働きかけを外国にするのは犯罪。民主党はこれに加え、トランプ政権が情報隠蔽に走ったなどとも指摘する。米国ではこの「ウクライナ疑惑」が、連日ニュースのヘッドラインを飾っている。
 ペロシ議長の表明を受け、トランプ政権は25日に電話記録を公開。これに対し議会の特別委員会は26日、内部告発文書を公開した。SNSやメディアでの発信も含め、情報戦も過熱する。
 事の真相は今のところ不明だが、それでもきな臭さを感じさせるには十分。トランプ大統領の場合、少し前まで「ロシア疑惑」が燃え盛っていたばかり(今は下火だが依然くすぶる)。
 大統領就任前ならとにかく、就任後は新たな疑惑には人一倍注意するのが普通。それなのに、という感じだ。トランプ政権の場合、疑惑があるのが通常のような体質すら感じる。
 今回の場合、2020年大統領選の有力候補であるバイデン氏にも疑惑が飛び火する可能性がある。そうなれば情勢は一層混乱するし、米政治の劣化が一層際立つ。
 トランプ政権の発足から2年半以上が経過した。米国第一や国際協調軽視に対し政策面から批判があるが、政権の運営や体質については酷評を超え、呆れるような場面も目立つ。くるくる変わる陣容、朝令暮改が日常のような大統領の発言、疑惑の続出などだ。
 ウクライナ疑惑は今後しばらく、嘆息をつきたくなるような話題を提供するのだろう。

◎ ウクライナ、ロシアは疑惑の関連語
◎ 弾劾の攻防内向き極まれり

 
 【重要ニュース】 2014年の香港の雨傘運動開始から26日で5年を経過した。香港では逃亡犯条例改正をきっかけに6月に始まった抗議活動が現在も続く。アフガニスタンの大統領選が9月28日に投票された。19世紀に団体旅行の時代を切り開いた英トーマス・クックが23日破産した。シラク元仏大統領が死亡した。

 

◎今週の注目(2019年9月30日-10月6日 &当面の注目)
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・中国が10月1日に建国70周年を迎える。米中貿易戦争や香港での抵抗運動が続く中での記念日。習近平主席はどんなメッセージを発するか。
・アフガニスタンの大統領選が9月28日に終了したが、各地でタリバンによる妨害テロも起きた。開票の経緯や結果はどうなるか。
・ポルトガルの総選挙が10月6日に行われる。
・米中貿易摩擦を巡るの閣僚級の協議が10月第2週に開かれる予定。

 

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