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2019年9月 1日 (日)

◆緊迫度増す香港情勢 2019.9.1

 

 香港情勢が緊迫度を増している。

 29-30日には警察当局が民主派指導者や議員を逮捕、31日に予定していたデモを不許可とした。これに対し市民が反発。31日には香港島中心部などで抗議活動を展開し、治安当局と衝突が発生した。9月1日にはデモ隊が空港バスターミナルを一時占拠するなど混乱が続いた。

▼デモ3か月

 逃亡犯条例をきっかけに6月に抗議活動が始まったのが6月。3か月(13週間)を経過するが、毎週末になると抗議活動が続く。事態は収束の兆しを見せるどころか、混乱を深めている。

 香港当局は民主派の求める条例の撤回などの要求を拒否し続ける。これに対し住民は8月18日のデモに170万人(香港人民は750万人)が参加するなど抗議活動を続けるが、落とし所が見えている訳ではない。一部のデモ参加者が過激派→警察との衝突も繰り返される。

▼1国2制度の実態

 香港政府は、中国の指示なしには何もできないように見える。林鄭月娥行政長官が先頭に立ってメッセージを発する機会も減った。これが返還から22年目の1国2制度の実態なのだろう。

 香港経済への影響は深刻だ。観光客は減少し、外資は他の地域に機能を移し始めている。香港がの地盤低下が決定的になるとの見方も強い。

▼あと1か月の勝負?

 手詰まり状況がどう動くのか。中国は香港との境界付近に治安部隊を送り、圧力をかける。中国は10月1日に建国70周年を迎え、それまでに事態収拾を狙うとの見方が強い。ただし、直接の派兵は国際世論上のマイナスの影響もあり、できれば避けたいとみられる。

 米国や欧州は中国の動きをけん制するが、口先の言動に留まる。台湾では中国に対する警戒が一層強まるが、アジア諸国の発言は少ない。

 今後1か月。流血事態を含め、何があってもおかしくない。

◎ 毎週末デモに100万 暑い夏
◎ 民主化は抑圧 都市は沈下する
◎ 正体がよく見えて来る1国2制度

2019.9.1

 

 

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