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2019年5月19日 (日)

2019年20号 (5.13-19 通算984号)国際ニュース・カウントダウン

 

国際ニュース・週間カウントダウン: 2019年5月13-19日

◆米中貿易・ハイテク戦争拡大、関税全品目に、ファーウエイ禁輸 ☆
・米国は13日、中国への制裁関税の第4弾を発表。対象を全輸入に拡大する。
・第4弾はスマホなど3805品目が対象、総額約3000憶ドル。最大25%を課す。
・発動日は公表せず、6月に公聴会を開きその後決定する。
・昨年末から継続してきた米中の貿易協議の不調を受けた措置。
・3月10日には第3弾2000億ドル分の関税を10%→25%に上げた。これに続く。
・米国は15日、中国ファーウエイに対するハイテク部品などを輸出禁止した。
・米企業に対し、安保上の脅威となる外国企業からの通信機器調達を禁止した。
・米中の貿易・ハイテク紛争が一層エスカレート。世界経済への影響も広がる。

◆サウジ周辺で武力衝突続発、米・イランの緊張高まる ☆
・UAE沖合でサウジのタンカー2隻を含む4隻が12日攻撃を受け被害が出た。
・米メディアはイランや同国関係の武装勢力が関係したとの見方を報じた。
・サウジ中央部の石油パイプラインが14日ドローン攻撃を受けた。
・イエメンのイスラム教シーア派反武装組織フーシが攻撃を認めた。
・サウジ主導の連合軍は16日、サヌアにあるフーシの武器庫などを空爆した。
・米国は5月初めにイランに対する制裁を強化。
・イランは欧州などとの核合意の実施を一部停止すると発表した。
・米とイランの対立を軸に、関係するサウジなども加え緊張が高まっている。

◆豪総選挙、与党が勝利、モリソン首相続投へ(18日)☆
・総選挙(151議席)が行われ、与党の保守連合が勝利した。
・74議席以上を獲得した。過半数に届くかは微妙。
・モリソン首相が続投する見通し。
・保守連合は一角の自由党の内紛で首相が15年と18年に交代。不評を買った。
・しかし経済運営堅調で有権者の支持をつなぎとめた。
・豪州は28年連続で景気拡大が続くなど、経済は順調だ。

◆台湾、同性婚を合法化、アジア発(17日)☆
・立法院は同性婚を認める特別法を可決した。アジアでは初。
・同性カップルが結婚を登記。配偶者に相続権や相互扶養の義務が生まれる。
・蔡英文総統は法案を推進。リベラル色を強調し、来年1月の総統選をにらむ。

◆仏NZ、FBなどがネットのテロ情報削除宣言(15日)
・仏NZと米グーグル、FBなどの代表はパリのエリゼ宮で会議を開催。
・SNS上でテロをあおる情報への対応などに関する宣言を発表した。
・テロ情報は直ちに削除するなどとしている。
・ただし対策の実現性や実効性については疑問の声も上がる。
・NZでは3月にモスクで乱射事件が起き50人が死亡した。SNSの影響が指摘される。

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 │INCDの採点
 │ ☆☆☆ 世紀の大ニュース
 │ ☆☆  世界史の年表に載るようなニュース
 │ ☆   国際情勢を理解するのに知っていた方がいいニュース  
 │ 無印  興味のある方は。知らなくても困ることはないでしょう
 ├───────────────────────────
 │プラスアルファ                       
 │ (世)日本ではあまり報道していないけれど、世界では注目
 │  (^^)くだらないけど面白い。面白いけどくだらない
 └─────────────────────────────

寸評:of the Week
 

 【米中貿易・ハイテク摩擦エスカレート】 米中の貿易・ハイテク摩擦が一段とエスカレートした。米国は中国からの輸入品に対する制裁関税を全品目に広げると表明。通信機器のファーウエイに対し、部品などの輸出を禁止すると同時に、米企業に対し事実上同社製品の購買を禁止した。昨年末からの米中貿易協議は、土壇場になって中国側が合意済みだった内容を取り消したという(背景に、中国国内で「不平等条約になる」という反対があった、との情報が流れる)。

 トランプ大統領も全面決裂を避けたいと考えていると報道されるが、真相は不明。行方は不透明だ。世界史的に見れば米中の覇権を巡る争いの一コマだろうが、当面はどんな影響が及んでくるのか、一つ一つの動きに目を凝らすしかない。

 
 【フィリピン中間選挙】 フィリピンの中間選挙が13日行われ、ドゥテルテ大統領支持派が圧勝した。2016年から6年の任期の中間で行われる選挙で、政権への信任投票的な意味がある。麻薬対策など治安政策や、経済成長が評価された格好だ。

 大統領は強引な麻薬対策など強権的な色彩も強く、国際的には批判も多い。しかし支持率は2018年末時点で8割を超えるなど圧倒的だ。就任から3年近くを過ぎてこの高支持率は、驚異的ともいえる。

 既存のしきたりにとらわれない行動力。強い大統領像。人気の要因には、外部にいると見落としがちな要素も含まれている。もちろん、麻薬問題での成果(代わりに人権の侵害はある)や経済順調の効果も大きい。

 残り3年。どんなドゥテルテ語録と行動録が記録されるか。

◎ 悪は撃てマッチョが受けるフィリピン流
◎ 8割の支持にハテナの外国人

 

今週の注目(2019年5月20-26日 &当面の注目)
 

・欧州議会選挙が5月23-26日に行われる。極右やポピュリズム政党の台頭を含め、欧州政治の流れを占う。
・インド総選挙の結果が23日に開票される。

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