« 2019年18号 (4.29-5.5 通算982号)国際ニュース・カウントダウン | トップページ | ◆米中貿易戦争再燃 2019.5.12 »

2019年5月12日 (日)

2019年19号 (5.6-12 通算983号)国際ニュース・カウントダウン

国際ニュース・週間カウントダウン: 2019年5月6-12日

◆米国が対中関税引き上げ(10日)☆
・米国は中国製品2000億ドル分に課す制裁関税を10%→25%に引き上げた。
・米は2018年7月以来段階的に、計2500憶ドルの中国製品に制裁関税を課した。
・米中は昨年末から貿易協議を開催。決着点を模索した。
・しかし折り合いが付かず広範な引き上げとなる。課税対象は5700品目。
・米国はさらに報復関税の対象を全輸入製品に広げる方針。詳細は13日公表の予定。
・中国も同日報復を表明。貿易戦争が過熱する懸念がある。
・知財保護や中国の産業補助金などを巡り、対立が解けなかった模様だ。
・米中摩擦は、すでに各国の対中輸出減少などを通じ世界経済に影響している。
・摩擦の背景にはハイテクを巡る米中の覇権争いなども絡み、対立は根深い。

◆トルコがイスタンブール市長選やり直し、政権の圧力か(6日)☆
・選管は3月末実施のイスタンブール市長選のやり直しを決定した。
・エルドアンン大統領与党のAKPの訴えを認めた。
・3月の選挙では野党CHPのイマモール氏が勝利。4月17日に確定した。
・しかしAKPは不正があったなどとしてやり直しを求めた。
・エルドアン政権の圧力でやり直しになったとの見方が強い。
・英FTは民主主義の決定的な後退と批判。市場は嫌気しトルコリラは下落した。
・トルコではエルドアン氏への権力集中が加速。強権色を強めている。
・一方経済は、通貨価値の下落やインフレ率の上昇など苦境に直面する。

◆イランが核合意履行を一部停止(8日)☆
・ロウハニ大統領は核合意に基づく義務の履行を一部停止すると発表した。
・濃縮ウランの貯蔵を合意の制限量より増やす可能性がある。
・イランへの制裁を強める米国に対抗する狙いとみられる。
・米国は2018年、イランと米欧ロなどが2015年に合意した核合意から離脱した。
・その後、イランへの経済制裁を復活するなど強硬姿勢を強める。
・5月初めにはイランからの原油輸入禁止措置を一段と強化した。
・イランは欧州と合意維持や経済関係強化を模索するが、難航している。
・イランの履行一部停止で、米国がさらに強硬な姿勢に出る可能性もある。

◆南ア総選挙、与党が継続へ(8日)☆
・総選挙が実施され、与党ANCが過半数を獲得する勢い。
・議会はラマポーザ大統領を再選する見通しだ。
・南アは1990年代にアパルトヘイト廃止。その後ANC政権下にある。
・2009-18年のズマ前大統領下では経済が低迷し、汚職が蔓延した。
・ラマポーザ氏は汚職撲滅などを主張。2018年に就任した。
・選挙を踏まえズマ派を押さえたい意向とされるが、行方は不透明要素が残る。

◆ミャンマー、ロイター記者を解放、国際世論に配慮(7日)
・政府は刑務所に収監していたローター通信の記者2人を釈放した。
・大統領令に基づく恩赦。4月下旬に実刑判決が確定していた。
・記者はイスラム系少数民族ロヒンギャへの迫害疑惑を取材していた。
・国家機密法に違反するなどとして逮捕され、有罪判決を受けた。
・国際社会からは同国政権への批判が高まっていた。
・同国では2016年にアウン・サン・スー・チー氏主導の民政政権が発足。
・しかしロヒンギャ問題では軍主導の強硬姿勢が続く。
・経済改革の成果も限定的で。大国からの投資は2015年の3分の1に低迷する。
・同国は国際世論に配慮せざるを得ない状況だ。

   ┌──────────────────────────── 
 │INCDの採点
 │ ☆☆☆ 世紀の大ニュース
 │ ☆☆  世界史の年表に載るようなニュース
 │ ☆   国際情勢を理解するのに知っていた方がいいニュース  
 │ 無印  興味のある方は。知らなくても困ることはないでしょう
 ├───────────────────────────
 │プラスアルファ                       
 │ (世)日本ではあまり報道していないけれど、世界では注目
 │  (^^)くだらないけど面白い。面白いけどくだらない
 └─────────────────────────────

 

◎寸評:of the Week
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 【米中貿易戦争再燃】 米国は10日、中国からの輸入品2000億ドル相当に対し、関税を10%→25%に引き上げ。米中の貿易戦争が再燃した。 (→国際ニュースを切る)

 

今週の注目(2019年5月13-19日 &当面の注目)
 
・フィリピンの中間選挙が13日に投票される。ドゥテルテ大統領の6年の任期の中間採点ともいえる選挙。大統領の支持率は、引き続き驚異的に高い。

・欧州議会選挙が5月23-26日に行われる。極右やポピュリズム政党の台頭を含め、欧州政治の流れを占う。

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 incd-club は国際問題に関係する内外のジャーナリストやビジネスマンらのグループです。「国際ニュース・カウントダウン」は、世界のニュースから週刊単位でベスト5を選び、解説したもの。日本のメディアの報道とは異なる視点から、面白くかつ分かりやすく地球を鳥瞰しています。
 ブログは毎週発行のメールマガジンを元に作成しています。

 ------------------------------------------------
 メールマガジンの登録変更・解除は次のアドレスから。(『まぐまぐ』を利用)。
 http://www.mag2.com/m/0000056121.htm
 ------------------------------------------------

 Copyright(c) 2000-2019 INCD-club

 

 

« 2019年18号 (4.29-5.5 通算982号)国際ニュース・カウントダウン | トップページ | ◆米中貿易戦争再燃 2019.5.12 »

ニュース」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 2019年18号 (4.29-5.5 通算982号)国際ニュース・カウントダウン | トップページ | ◆米中貿易戦争再燃 2019.5.12 »

2019年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ

ウェブページ