« ◆米朝首脳会談の眺め方 2019.3.3 | トップページ | 2019年11号 (3.11-17 通算975号)国際ニュース・カウントダウン »

2019年3月10日 (日)

2019年10号 (3.4-10 通算974号)国際ニュース・カウントダウン

◎国際ニュース・週間カウントダウン: 2019年3月4-10日
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
◆中国全人代、2019年の成長目標6-6.5%(5日)☆
・全人代が開幕。李克強首相が政府活動報告を行った。
・2019年の成長目標は6-6.5%に設定した。2018年の6.5%前後から下げた。
・財政支出や減税を柱にした景気刺激策を打ち出した。
・経済減速に対応し、構造改革より景気刺激を優先させる格好だ。
・中国経済は米中貿易戦争の影響などで減速している。
・2018年の成長は6.6%と、1990年以来28年ぶりの低水準だった。
・国防費は7.5%増と、経済成長目標を上回る状況を継続した。

◆米韓が大規模演習打切り、新演習は規模半減(4日)☆
・米韓は毎年春に実施してきた2種類の大規模合同軍事演習を打ち切った。
・両国が2日発表した。
・規模を縮小した訓練に切り替える。4日から12日の予定で始まった。
・従来の演習の半分程度の規模になる。
・トランプ米大統領は北朝鮮との対話継続中は演習中止と表明している。
・今回の決定も、北朝鮮への配慮が一因とみられる。
・先月末の米朝首脳会談は物別れに終わった。しかし両国は対話継続の姿勢だ。

◆タイ、タクシン派政党に解党命令(7日)☆
・憲法裁判所はタクシン派政党の1つタイ国家維持党に解党命令を出した。
・同党は次期首相候補に王女擁立を試みた。これが立憲君主制に反するとした。
・タイは3月24日に総選挙を予定。5年の軍事政権→民政移管の予定。
・選挙は軍事政権に近い政党とタクシン派、反タクシンの民主派が争う。
・タクシン派は同党以外に2党があるが、今回の解党命令は打撃になる。
・同国では2008年と2014年にも憲法裁の判断がタクシン派政権の崩壊を招いた。
・選挙への影響とともに、タイ政治のあり方に問いを投げかける。

◆国際女性デー、国連は職員の半数以上を女性に(8日)
・国際女性デー(8日)にあわせて様々なイベントや報告書の発表が行われた。
・国連のグテレス事務総長は7日、10年内に全職員の半数を女性にすると表明した。
・女性比率は2018年末時点で39%。
・幹部職員は昨年昨年末時点で女性比率が50%に達している。

◆ファイスブックが戦略転換、プライバシー優先宣言(6日)
・FBはネットの開放性よりプライバシーを優先させると宣言した。
・ザッカーバーグ会長が今後の戦略として公表した。
・ユーザーのデータの暗号化などを重視。私的メッセージの保存も短縮する。
・データ独占や情報漏洩への批判に応える。
・FBは昨年大量の個人データ漏えいが発覚、社会から強い批判を浴びた。
・同社以外の大手IT企業のデータ独占にも批判が拡大。規制論も強まっている。

  ┌──────────────────────────── 
 │INCDの採点
 │ ☆☆☆ 世紀の大ニュース
 │ ☆☆  世界史の年表に載るようなニュース
 │ ☆   国際情勢を理解するのに知っていた方がいいニュース  
 │ 無印  興味のある方は。知らなくても困ることはないでしょう
 ├───────────────────────────
 │プラスアルファ                       
 │ (世)日本ではあまり報道していないけれど、世界では注目
 │  (^^)くだらないけど面白い。面白いけどくだらない
 └─────────────────────────────

◎寸評:of the Week
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 【重要な動き】 トップ5以外にも重要な動き。中国ファーウェイ7日、テキサス州の連邦地裁に米政府を提訴した。同社製品が不当に排除されたとの理由。カナダで建設会社を巡る市場スキャンダルが浮上。閣僚2人が辞任し、トルドー政権が政治危機に直面している。欧州中銀は理事会を開催。年内の利上げを断念した。

 【中国全人代】 中国全人代が始まった。李克強首相の政府活動報告は、2019年の経済成長目標を6-6.5%と定めた。昨年の6.5%前後を下方修正し、目標が「6.5%確保」から「6%確保」に変わった格好だ。
 中国は過去40年間10%弱の成長を維持。GDPは40年で220倍になった。2019年は6-6.5%成長に減速するとはいえ、世界の水準から見れば高成長だ。
 しかし、これまでにない課題に直面する。米中貿易戦争の影響で輸出は減少。民間や地方政府の債務が拡大し、バブル崩壊の懸念がささやかれる。習近平政権は過去、経済構造の改革を強調してきたが、全人代のメッセージは景気対策優先になっている。これまでの延長線上では事態を見誤る。
 全人代がこれほどまでに世界から注目されるようになったのはここ10年あまり。世界の変化を物語る。

◎ 中国の「今年も」を確認 全人代  

◎今週の注目(2019年3月11-17日 &当面の注目)
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・英国議会(下院)は12日、メイ政権のEU離脱協定に関する投票を行う。議会の投票はすでに何度も繰り返されているが、今回は3月29日の離脱期限まで2週間となった中での投票。ここで決着しなければ、期限内合意は無理になる。そうなれば合意なし離脱か、あるいは離脱の延長などに動かざるを得ない。先行きは混とんとし、混乱は避けられない。

・中国の習近平国家主席が22日イタリアを訪問する。焦点は中国の一対一路戦略にイタリアが指示を表明するかどうか。イタリア政府内でも意見が割れている。

・米中貿易問題の水面下の協議が続く。事務方の詰め→米中首脳会談の開催→合意を目指すが、行方は不明だ。首脳会議は当初に3月下旬を目標としたが、4月にずれ込むとの情報も流れる。

・ウクライナ大統領選が3月31日。

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 incd-club は国際問題に関係する内外のジャーナリストやビジネスマンらのグループです。「国際ニュース・カウントダウン」は、世界のニュースから週刊単位でベスト5を選び、解説したもの。日本のメディアの報道とは異なる視点から、面白くかつ分かりやすく地球を鳥瞰しています。
 ブログは毎週発行のメールマガジンを元に作成しています。

 ------------------------------------------------
 メールマガジンの登録変更・解除は次のアドレスから。(『まぐまぐ』を利用)。
 http://www.mag2.com/m/0000056121.htm
 ------------------------------------------------

 Copyright(c) 2000-2019 INCD-club

« ◆米朝首脳会談の眺め方 2019.3.3 | トップページ | 2019年11号 (3.11-17 通算975号)国際ニュース・カウントダウン »

ニュース」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 2019年10号 (3.4-10 通算974号)国際ニュース・カウントダウン:

« ◆米朝首脳会談の眺め方 2019.3.3 | トップページ | 2019年11号 (3.11-17 通算975号)国際ニュース・カウントダウン »

2019年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
無料ブログはココログ

ウェブページ