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2015年3月 2日 (月)

2015年09号(2.23-28 通算764号)  国際ニュース・カウントダウン

◎国際ニュース・週間カウントダウン: 2015年2月23-28日
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◆ロシア、野党指導者が射殺(27日)☆
・有力野党指導者のネムツォフ氏(55)がモスクワ中心部で銃撃され死亡した。
・同氏はエリツィン政権の第1次副首相などを歴任。プーチン時代は反政権の立場だ。
・1日にはウクライナ政権を巡り反政府のデモを計画していた。
・事件の真相は不明。
・ロシアでは政治絡みの殺人事件が断続的に起きている。政治、社会の闇を感じさせる。

◆EUが温暖化ガス削減目標(25日)☆
・欧州委員会は温暖化ガス削減の政策文書を発表した。
・世界全体で2050年までに2010年比で60%削減する目標を盛り込んでいる。
・国際的な議論を主導する狙いがある。
・EUは2030年までに1990年比40%削減する目標を決めている。

◆ギリシャ支援正式決定、ギリシャでは新政権批判
・独議会は27日EUが決めたギリシャへの4か月の支援延長を承認。支援が正式決定した。
・一方ギリシャでは、チプラス政権への批判が出始めた。
・EUとの合意が、事実上財政緊縮の内容を含むため。
・アテネでは26日、極左グループが数百人が抗議活動を展開した。
・与党内の強硬派も政権批判する。
・ギリシャ国債の価格は若干回復。市場は展開眺めの状況にある。

◆「イスラム国」がキリスト教徒拉致(24日)
・「イスラム国」がシリア北東部の村でキリスト教徒90人以上を拉致した。
・少数民族アッシリア人で、女性や子供も含んでいる。
・シリア人権監視団(英国)が発表した。
・イスラム国は外国人だけでなく、キリスト教徒やスンニ派以外の宗派の住民も迫害している。
・拉致した人質は改宗や納税を強要。従わなければ奴隷として販売するケースもある。
・欧米ではイスラム国に参加を企ている自国民を逮捕する事件などが続いている。

◆ウクライナ政変1年(23日)
・ウクライナのヤヌコビッチ政権が崩壊した政変から1年が経過した。
・その後混乱が拡大。クリミアはロシアに編入された。
・ウクライナ東部では政府軍と親ロ派の衝突が続き、紛争は泥沼化している。
・ウクライナ経済は悪化。2014年は10%近いマイナス成長になった。
・欧米とロシアの関係は新冷戦と指摘されるまでに悪化。G8は事実上崩壊した。
・情勢改善の展望は見えず、国際秩序を揺さぶっている。

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 │INCDの採点
 │ ☆☆☆ 世紀の大ニュース
 │ ☆☆  世界史の年表に載るようなニュース
 │ ☆   国際情勢を理解するのに知っていた方がいいニュース  
 │ 無印  興味のある方は。知らなくても困ることはないでしょう
 ├─────────────────────────────
 │プラスアルファ                       
 │ (世)日本ではあまり報道していないけれど、世界では注目
 │ (日)騒いでいるのは日本だけ
 │ (^^)くだらないけど面白い。面白いけどくだらない     
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◎寸評:of the Week
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 【世界的な株高】 世界的に株高が進んでいる。先週各国の株式市場は軒並み上昇し、米NYダウは1万8000ドルを超えて最高値を更新。ドイツなどの株式指数も史上最高を記録した。日経平均は15年ぶりの高値水準だ。
 足元のきっかけはギリシャ危機の揺らぎなどが指摘されるが、背景にあるのは世界的なカネ余り。日米欧の数年続いた金融緩和で、市場には投機資金が溢れている。今はこれが株式に回っている構図だ。
 世界経済は米国が順調とはいえ、欧州はデフレ懸念を抱え、中国の成長率は低下気味。ブラジルなど新興国の失速も目立つ。中東やウクライナなど地政学的なリスクも抱えている。
 そんな状況下で株高は、バブルの臭いもする。いすれにしろ、単純に株高を喜んでいればいい状況ではない。

 【ロシアの闇】 モスクワで野党指導者のネムツィフ氏が射殺された。エリツィン大統領時代に第1副首相を務めた大物で、プーチン政権成立後は反政権の指導者の1人だった。クレムリン付近を歩いていた時、近寄ってきた車から射殺された。
 ロシアでは政治家や反体制派が殺害されたり、逮捕されたりする事例が相次ぐ。元スパイで政権に反旗を翻したリトビネンコ氏の毒殺(ロンドン、2006年)、チェチェン政策などで政権批判したジャーナリストのアンナ・ポリトコフスカヤ氏殺害(2006年)などは世界的にも有名。2003年にプーチン政権と対立した新興財閥ユコスのホドルコフスキー社長が逮捕され、同社はその後解体された。政権などへの鋭い批判で人気があったバンド、プッシー・ライオットのメンバーは2012年逮捕された。
 事件の背景は今なお不明な点も多く、単純な判断は避けたい。ロシア社会にテロの脅威やマフィアなどがはびこり、強権による秩序維持がある程度必要との理屈も無視はできない。欧米でも表に出ない盗聴などは広く行われているだろう。それでも、露骨な反体制派の殺害や弾圧は、少なくとも世界の先進国の常識とは異なる。
 ウクライナ危機での欧米による経済制裁や原油価格低迷で、ロシア経済は苦しくなっている。追い込まれて冒険的な動きに出れば、世界の土台を揺るがす。そんな状況の下で起きた、ロシアの闇の深さを改めて認識する出来事。不気味だ。
 
◎今週の注目(2015.3.1-7)&当面の注目
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・中国の全人代が5日から始まる。経済政策は安定重視の色を強め、2015年の成長目標は7%程度にする見通し。李首相の報告などに注目。
・ロシアのネムツィフ氏殺害の捜査の行方はどうなるか。
・イスラム国の動き、ギリシャ、ウクライナ情勢は引き続き注意が必要だ。

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