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2015年2月17日 (火)

2015年07号(2.9-15 通算762号)  国際ニュース・カウントダウン

◎国際ニュース・週間カウントダウン: 2015年2月9-15日
 

◆ウクライナ停戦とりあえず合意(12日)☆
・独仏ロシア、ウクライナ首脳はウクライナ東部の戦闘の停戦案に合意した。
・4首脳が16時間にわたる交渉の結果取りまとめた。
・これを受け、ウクライナ政府と親ロ派は停戦合意に著名した。
・現地時間15日零時に停戦発効した。おおむねの地域で戦闘は止まった。
・ただし、合意では境界線や親ロ派支配地域の地位などが曖昧なまま。
・停戦がいつまで続くかなど、なお不透明要因を抱えている。
・米欧は停戦が守れない場合、ロシアに追加制裁を実施すると圧力を加える。

◆米が対「イスラム国」地上部隊派遣に道、大統領が新決議案(11日)☆
・オバマ大統領は過激派「イスラム国」に関し、新たな決議案を議会に提出した。
・特殊任務遂行のために地上部隊の派遣を求める内容。
・従来米国は空爆のみを実施し、地上部隊の覇権は否定してきた。方針の転換になる。
・米国はこれまで総計2000回以上の空爆を実施してきたが、効果は限定的だった。

◆デンマークで連続銃撃、ムハンマド風刺画関連の可能性(14-15日)☆
・首都コペンハーゲンで2件の連続中が来事件があり、2人が死亡、5人が負傷した。
・事件はイスラム教と表現の自由に関する討論会開催のカフェと、シナゴーグ付近で起きた。
・犯人は警官に射殺された。犯人の正体は今のところ未確定。
・集会には2007年にムハンマドの風刺画で物議を醸したスウェーデン人画家も参加していた。
・画家に対しては、「イスラム国」の前身組織が賞金を懸けている。
・1月にはパリで風刺画で有名なシャルリ・エブドが襲撃を受けたばかり。
・国際社会は、テロの脅威に警戒を強めている。

◆ギリシャ問題隔たり、実務者協議では合意(12日)☆
・EUは12日非公式首脳会議を開催。反緊縮の新政権が発足したギリシャ問題を協議した。
・支援の枠組み変更を求めるギリシャと、財政再建継続などを求めるEUの対立は続いた。
・実務者協議の開始では合意した。16日にはユーロ圏の財務相会議を開催する。

◆ミャンマーで国軍と少数民族衝突(9-12日)
・北東部シャン州で国軍と少数民族の武装勢力間で大規模な戦闘が起きた。
・中国系の少数民族コーカン族の居住区。同地域での大規模衝突は2009年以来。
・同国には8部族、130以上の民族が居住する。1948年の独立以来度々問題になっている。
・1988年の軍事政権発足後も、たびたび衝突が発生している。
・2011年の民主化後も問題はくすぶり、テイン・セイン政権が掲げる停戦合意も実現していない。

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 │INCDの採点
 │ ☆☆☆ 世紀の大ニュース
 │ ☆☆  世界史の年表に載るようなニュース
 │ ☆   国際情勢を理解するのに知っていた方がいいニュース  
 │ 無印  興味のある方は。知らなくても困ることはないでしょう
 ├─────────────────────────────
 │プラスアルファ                       
 │ (世)日本ではあまり報道していないけれど、世界では注目
 │ (日)騒いでいるのは日本だけ
 │ (^^)くだらないけど面白い。面白いけどくだらない     
 └─────────────────────────────

◎寸評:of the Week
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 【ウクライナ、中東、ギリシャ】 引き続き世界の関心はウクライナ危機、「イスラム国」など中東情勢、ギリシャ問題。

 【デジャブ感のある停戦合意?】 ウクライナ停戦は独仏とロシア、ウクライナの4カ国首脳が16時間にわたる首脳会談の結果、合意した。会談後の各首脳の表情は疲れ切っていた。今回の合意の背景には、事態が改善しなければ米国がウクライナ政府に武器供与を始めると動きたことなどがある(そうなれば、紛争は一段と泥沼化する可能性が大きい)。合意は境界線や親ロ派支配地域の位置づけなど、最も重要な部分が玉虫色のまま。昨年9月の停戦合意は、ほどなく破られた。今回もデジャブ感がある(英FTなど)との指摘がある。

 【動き様々】 ウクライナ、中東など大きな動きの影に隠れがちだが、その他でも世界は動いている。G20財務相・中銀総裁会議は、世界経済と「イスラム国」などに対する資金遮断について協議。英IISSの2015年版ミリタリーバランスは、2014年の世界の軍事支出が4年ぶりの増加に転じたと指摘した。ウクライナやイスラム国対応などのため。オバマ米大統領は、エボラ出血熱の感染拡大を食い止めたと表明。米中首脳が電話会談し、習近平主席の9月の訪米が決まった。米ジョージア大のチームは、世界の海洋に流出するプラスチックが年間480-1270万トンに上るとの調査結果をまとめた。

◎今週の注目(2015.2.16-22)&当面の注目
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・ウクライナ東部の停戦の行方。一触即発が続く。
・デンマークの銃撃事件の背景が明らかになってくる。

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