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2015年2月 8日 (日)

2015年06号(2.2-8 通算761号) 国際ニュース・カウントダウン

◎国際ニュース・週間カウントダウン: 2015年2月2-8日 (アジア時間)
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◆イスラム国がヨルダン人パイロット殺害映像(3日)☆
・過激派「イスラム国」はヨルダン人パイロットを殺害した動画を配信した。
・鉄格子の檻に入れられ、生きたまま火を付けられた。
・パイロットは昨年12月にイスラム国空爆中に墜落。拘束された。
・ヨルダンは拘束していたサジダ・リシャウィ死刑囚らの刑を執行した。
・ヨルダン軍は5日、シリアのイスラム国支配地域に空爆を実施した。
・アラブ世界ではイスラム国への怒りが拡大する一方、動揺も広がっている。
・UAEは安全を重視して空爆を一時中断。有志連合の結束も問われている。

◆ギリシャ新政権とEUが債務巡り協議、なお平行線 ☆
・ギリシャ新政権のチプラス首相はEUや加盟国の首脳と相次ぎ会談した。
・財務相レベルの会談と合わせ、債務問題の協議を開始した。
・ギリシャ側は既存債務を新債務に転換するなどの案を提案した模様だ。
・ただし反緊縮の同国と、約束順守を守るEUの主張は食い違う。
・欧州中銀は4日、ギリシャの銀行に対する資金供給の条件を厳しくした。
・欧州の健全な銀行と同条件で融資する特例措置を取ってきたが中止する。
・2月末には次のギリシャ国債の返済期限を迎える。市場では懸念が広がっている。

◆イエメン、ザイド派が暫定政権樹立宣言(6日)☆
・反体制派のシーア派系ザイド派民兵は権力掌握を宣言した。
・議会を解散し、暫定政権を立ち上げる。期限は2年としている。
・民兵は1月に首都サヌアの大統領府を占領。ハディ暫定大統領は辞任表明した。
・スンニ派中心の政権は崩壊した。
・ただザイド派の政権が国内を掌握できるか不明。混乱が拡大する可能性も大きい。
・同国には武装組織「アラビア半島のアルカイダ」が拠点を置く。
・テロの温床拡大の懸念も強い。

◆独仏首脳がウクライナ、ロシア訪問、停戦模索(5、6日)
・メルケル独首相とオランド仏首脳がウクライナ、ロシアを訪問。
・ウクライナ東部の紛争停戦に向け、両国と協議した。
・5日はポロシェンコ大統領、6日はプーチン大統領と会談した。
・8日には4者の電話協議を行う。
・ウクライナ東部では親ロ派と同国政府の戦闘が今年に入り激化した。
・昨年9月に合意した停戦崩壊の懸念が強まっている。

◆ナイジェリアが大統領選延期(7日)
・選管は14日に予定していた大統領選を3月28日に延期すると発表した。
・イスラム過激派組織ボコ・ハラム掃討作戦で選挙の準備が遅れているためとする。
・選挙は現職のジョナサン大統領と元軍事評議会議長のブハリ氏の争い。接戦とされる。
・国民はボコ・ハラム対策で成果を出せない大統領に不満を高めている。
・このため、選挙延期は大統領の時間稼ぎとの批判もある。
・同国はアフリカ最大の経済規模の産油国。行方は地域に多大な影響を与える。
・ボコ・ハラムは4日にも隣接するカメルーン国境でテロを起こし、100人以上が死亡した模様。

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 │INCDの採点
 │ ☆☆☆ 世紀の大ニュース
 │ ☆☆  世界史の年表に載るようなニュース
 │ ☆   国際情勢を理解するのに知っていた方がいいニュース  
 │ 無印  興味のある方は。知らなくても困ることはないでしょう
 ├─────────────────────────────
 │プラスアルファ                       
 │ (世)日本ではあまり報道していないけれど、世界では注目
 │ (日)騒いでいるのは日本だけ
 │ (^^)くだらないけど面白い。面白いけどくだらない     
 └─────────────────────────────

◎寸評:of the Week
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 【エスカレート】 イスラム過激派の「イスラム国」がヨルダン人パイロットを殺害した映像を公表。生きたまま火をつけるという残虐な画像に、ヨルダンはじめ国際社会は衝撃を受けた。ヨルダンは、パイロットと捕虜交換交渉にも挙がっていた収監中のサジダ・リシャウィ死刑囚らの刑を執行した。当面、報復が報復を生む悪循環は避けられそうにない。

 【中東の混乱拡大】 イエメンでは先月首都を制圧したザイド派民兵が暫定政権の樹立を宣言した。これで秩序回復できると期待できるほど情勢は甘くない。混乱が拡大し、過激派「アラブア半島のアルカイダ」などテロの温床が広がる懸念の方が大きい。
 西アフリカのナイジェリアではボコ・ハラムが4日カメルーン北部フォトコルを襲撃。住民と治安要員100人以上を殺害した模様だ。ボコ・ハラム派ナイジェリア北東部で影響力を拡大。隣接するカメルーンやチャドにも国境を越えて移動する。こうした中で、14日投票予定だった大統領選の延期が発表された。

 【台湾航空機墜落】 台北の松山空港を離陸したトランスアジア(復興)航空機が4日、郊外で川中に墜落。乗客乗員58人中43人が死亡・不明となった。同社は昨年7月にも澎湖島で墜落事故を起こしたばかり。墜落の瞬間は撮影され、全世界に放映された。

 【その他の動き】 米予算教書(2日)は連邦法人税実効税率を35%→28%に引き下げるよう提案。国防予算案(2日)は、テロとの戦いや南シナ海、ウクライナ情勢を巡る中国やロシアとの緊張などを背景に、過去3年緊縮から拡大に転換した。ブラジルの国営石油会社ペトロブラスの贈賄疑惑で、CEOらが辞任した。

◎今週の注目(2015.2.8-15)&当面の注目
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・G20の財務相・中銀総裁会議が9日イスタンブールで開かれる。イスラム国名とテロ資金対策も重要なテーマの一つになる。
・EU首脳会議が12日に開かれる。ギリシャ問題に注目。
・ウクライナ東部の戦闘を巡り、独仏とロシア、ウクライナ首脳の電話会談が8日行われる。
・2月18日にワシントンでテロ対策の首脳級会議が開かれる。
・豪州のアボット首相に対する信任決議が与党・自由党から出される可能性がある。首相交代など政局になるかも知れない。

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