◇世界の関心と国際世論46号(2014.11.10-16)
・最大の関心はAPEC首脳会議を始めとする首脳外交。
・英Economistは16ページの特集を掲載。アジア太平洋が「今世紀の世界の行方を左右する」としたうえで、米中のパワーバランスの変化などを論じている。この地域が経済成長を実現しているだけでなく、軍備も拡大していると指摘(世界全体に占める武器の輸入は2004-08に比べ2013年は7ポイント上昇)。この地域は繁栄しているとともに複雑であり、米国や中国が内海にすることはできない、という視点も提供している。
・日中首脳会談にも関心が注がれた。関係修復の第1歩という位置づけ、修復には時間がかかるという分析は、多くのメディアに共通する。FTが”As Xi and Abe meet, a chilly lingers”、AWSJが”Chilly handshake"という表現を使うなど、chilly(冷え冷えとした)がキーワードだ。
・米中の温暖化ガス合意については、方向については歓迎するものの、中身が伴ったものではないとの見方が多い。
2014.11.16
« ◆アジア太平洋首脳外交のキーワード 2014.11.16 | トップページ | 2014年47号(11.17-24 通算750号) 国際ニュース by INCD-club »
「世界の関心と国際世論」カテゴリの記事
- ◇世界の関心と国際世論 2015年20号(5.11-17)(2015.05.24)
- ◇世界の関心と国際世論 2015年19号(5.4-10)(2015.05.17)
- ◇世界の関心と国際世論 2015年18号(4.27-5.3)(2015.05.04)
- ◇世界の関心と国際世論 2015年17号(4.20-26)(2015.04.26)
- ◇世界の関心と国際世論 2015年16号(4.13-19)(2015.04.19)
« ◆アジア太平洋首脳外交のキーワード 2014.11.16 | トップページ | 2014年47号(11.17-24 通算750号) 国際ニュース by INCD-club »
コメント