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2014年9月28日 (日)

2014年39号(9.22-28 通算742号)  国際ニュース・カウントダウン

◎国際ニュース・週間カウントダウン: 2014年9月22-28日
 

◆米、シリア領で空爆開始、国連外交で対「イスラム国」包囲網づくり進める ☆
・米国は22日、シリア領で「イスラム国」に対する空爆を開始した。
・サウジなど中東5か国が軍事作戦に参加した。シリアのアサド政権には事前通知した。
・英国は24日イラクでの空爆に参加する表明。オランダ、ベルギーも加わる。
・オバマ大統領は24日国連演説。掃討作戦への参加を要請。すでに40か国が同意と強調した。
・安保理は同日首脳会議を開き、外国人戦闘員の参加を阻止する法整備などを決議した。
・決議は104か国が共同提案国になった。
・G7とEUは25日外相会議を開き、イスラム国壊滅への取組みを支持し、空爆を評価した。
・米国は国連総会を舞台に対イスラム国包囲網作りを推進。ある程度の成果を出した。
・ただし、地上軍の作戦がない空爆だけでどこまで効果が出るかは疑問が残る。
・対「イスラム国」の戦いが長期戦になることは必至だ。

◆欧米でイスラム国によるテロの脅威拡大。各国で警戒強化 ☆
・米国や欧州でイスラム過激派によるテロの脅威が拡大している。
・イラクのアバディ首相は25日、「イスラム国」が米国かパリで地下鉄テロを計画していたと述べた。
・英国警察は25日、テロ支援容疑で9人を逮捕した。
・豪州などでも、テロ未遂容疑の逮捕が相次いだ。
・イスラム国系組織は24日、アルジェリアで仏人男性殺害の映像を公開した。空爆への報復。
・欧米など各国vs「イスラム国」との対立は各地・各方面で拡大。テロや混乱の懸念も増大する。

◆英イラン首脳が会談、欧米・イラン関係改善の動き目立つ(24日)☆
・キャメロン首相とロウハニ大統領がNYで会談した。首脳会談は1979年のイラン革命後初。
・関係改善で合意した。
・両国関係はイラン革命で冷却化。2011年の駐イラン英国大使館襲撃事件でまた悪化した。
・昨年のロウハニ大統領選出を機に関係改善を模索。英は6月に大使館再開を表明した。
・米オバマ大統領は昨年ロウハニ大統領と電話会談。米・イランの関係改善模索も続く。
・「イスラム国」問題もあり、欧米とイランが関係改善の動きが目立つ。
・イランとP5+ドイツの核問題協議は合意できないまま中断。再開→11月までの合意を目指す。

◆気候変動サミット、米中が前向き姿勢(23日)☆
・国連の気候変動サミットが開かれ、米中が従来より前向きの姿勢を示した。
・オバマ米大統領は演説で、思い切った対策の導入を呼びかけ。
・会議に先立ち大統領は中国の張高麗副首相と協議し、米中の責任を協調した。
・中国と米国は温暖化ガス排出で世界の1、2位で、合計40%を占める。
・参加国は京都議定書に代わる2020年以降の新枠組みを協議中。15年末の合意を目指す。
・参加国は2020年以降の削減目標を、可能なら2015年春までに表明する事になっている。
・NYではサミットを前に40万人が温暖化対策を求めるデモを展開した。

◆新疆ウイグルでテロ(21日)
・新疆ウイグル自治区中部で連続爆発事件が発生。100人以上の死傷者が出た模様。
・同自治区では7月末に大規模なテロが発生している。
・新疆・ウイグルの地裁は23日、著名学者のイリハム・トフティ氏に無期懲役をいいえ渡した。
・同氏は中国の少数民族政策を批判してきた。ただしウィグルでの暴力には反対する立場。
・穏健派の批判者に対しても、厳しい処分を示したことになる。

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 │INCDの採点
 │ ☆☆☆ 世紀の大ニュース
 │ ☆☆  世界史の年表に載るようなニュース
 │ ☆   国際情勢を理解するのに知っていた方がいいニュース  
 │ 無印  興味のある方は。知らなくても困ることはないでしょう
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 │プラスアルファ                       
 │ (世)日本ではあまり報道していないけれど、世界では注目
 │ (日)騒いでいるのは日本だけ
 │ (^^)くだらないけど面白い。面白いけどくだらない     
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◎寸評:of the Week
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 【対イスラム国】 イスラム過激派の「イスラム国」問題で世界が動いた。米国はシリア領の空爆を開始。NYの国連では対イスラム国包囲網を目指す外交が繰り広げられた。

 【ウクライナ情勢】 ウクライナの総選挙(10月28日実施)まで1カ月となったが、東部の親ロ派はボイコットを表明。他の地域でもヤヌコビッチ前大統領を支持してきた地域党などが不参加の見通し。親欧米はでもティモシェンコ元首相派は、ポロシェンコ大統領の政策が手ぬるいと批判するなど対立が目立つ。一方、ドネツク州などの親ロ派支配地域の議会は、11月2日に選挙の実施を決めた。9月5日からの停戦合意の枠組みは、一応維持されている。

◎今週の注目(2014.9.29-10.5)&当面の注目
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・「イスラム国」情勢から引き続き目が話せない。

・インドのモディ首相が26日から30日まで米国を公式訪問中。オバマ大統領との会談は30日に予定されている。米国はグジャラート州首相だった当時、モディ氏に対しイスラム教徒の虐殺を黙認したとしてビザ発給を拒否していた。首相就任後、インドとの関係改善をめざして、もちろん入国制限もなくした。

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