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2014年7月27日 (日)

2014年30号(7.20-27 通算733号) 国際ニュース・カウントダウン

◎国際ニュース・週間カウントダウン: 2014年7月20-27日
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◆インドネシア大統領にジョコ氏(22日)☆
・15日投票の大統領選はジョコ・ウィドド・ジャカルタ州知事が当選した。選管が発表した。
・ジョコ氏は庶民派とされ、野党闘争民主党などの支援を受けた。10月に就任する。
・同国の従来の大統領は軍出身やエリート階級出身者。ジョコ氏は庶民派だ。
・政治の安定と腐敗の払しょく、経済改革推進などが課題となる。
・中央政府での行政経験のなさ、ポピュリズムや保護主義を懸念する声もある。
・インドネシアは人口2.5億(世界4位)。ASEANのGDPの4割を占める大国。
・その行方は東南アジア全体に及ぼす影響も大きい。

◆ウクライナ政府が対親ロ派攻勢、連立政権は崩壊 ☆
・ウクライナ政府が対親ロ派の攻勢を強め、拠点のドネツクなどに迫っている。
・親ロ派は地対空攻撃などで対抗。政府軍の航空機を撃墜した。
・ロシアからの義勇兵流入、武器供給の情報もある。
・米国とEUは対ロ制裁強化を発表。ロシアへの圧力を一層強めた。
・親ロ派は墜落機のブラックボックスをマレーシアに提供。遺体返還も始まった。
・ウクライナ政府内では24日首相が辞任。連立政権の枠組みが崩れた。
・秋に前倒し選挙を実施の予定だ。
・ポロシェンコ大統領は選挙勝利→政治基盤安定を目指すが、政治の行方も不透明だ。

◆ガザの戦闘激化、死者1000人超 ☆
・イスラエル軍が侵攻したガザで戦闘が激化。
・24日には国連運営の学校が砲撃を受け、子供を含む15人以上が死亡した。
・ケリー米国務長官が現地入りして調停を重ねた。期間限定の停戦合意が繰り返された。
・自治政府は26日、イスラエル軍事作戦開始の8日以来1000人超が死亡したと発表した。
・中東全域で混乱が拡大する中、アラブ諸国の支援も明確な動きになっていない。

◆ロシアの経済減速鮮明に(25日)☆
・ロシアの4-6月の実質成長率は前年1.1%だった。
・1-3月は0.9%で、連続で低成長。
・ウクライナ危機による欧米の経済制裁の影響が出ている。
・ロシアではルーブル安、物価上昇の圧力が高まっている。

◆台湾、マリで航空事故
・航空機の事故が相次いだ。
・台湾のトランスアジア航空機が23日、離島の澎湖島で緊急着陸時に墜落。
・乗客乗員58人中48人が死亡した。悪天候が原因とみられる。
・ブルキナファソからアルジェに向かうアルジェリア航空機が24日、マリで墜落。
・乗客乗員116人全員が死亡した。

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 │INCDの採点
 │ ☆☆☆ 世紀の大ニュース
 │ ☆☆  世界史の年表に載るようなニュース
 │ ☆   国際情勢を理解するのに知っていた方がいいニュース  
 │ 無印  興味のある方は。知らなくても困ることはないでしょう
 ├─────────────────────────────
 │プラスアルファ                       
 │ (世)日本ではあまり報道していないけれど、世界では注目
 │ (日)騒いでいるのは日本だけ
 │ (^^)くだらないけど面白い。面白いけどくだらない     
 └─────────────────────────────

◎寸評:of the Week
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 【インドネシア新大統領と課題】 インドネシアの新大統領にジョコ・ウィドド氏が決まった。同国は人口2.5億人(世界4位)。ASEANのGDPの4割を占める地域大国だ。しかし経済発展ではシンガポールはもとより、マレーシアなどの後塵を拝している。
 インドネシアは1人当りGDPは3500ドルで、マレーシアの3分の1、タイの半分だ。
 同国では30以上年に渡るスハルト政権(ゴルカル)が1998年に倒れた後、ハビビ(1998-99、ゴルカル)、ワヒド(1999-2001、国民覚醒党)、メガワティ(2001-04、闘争民主党)と続いたが、政治は安定を欠いた。
 こうした中でテロが続発するなど治安は乱れた。これが経済発展の阻害になった面がある。
 2004年の初の大統領選直接選挙定でユドヨノ大統領が誕生すると、政治は比較的安定した。こうした中で同国への投資も増加。新たな生産拠点、市場としての注目も高まっている。人口の半分が30歳以下と若い点も、経済発展にはプラスだ。
 とはいえ、交通などインフラ整備の遅れ、汚職体質、縁故主義など克服すべき課題は多い。そもそも同国が多民族国家、多宗教国家であることは、強味にしうると同時に、国の運営を難しくする。
 新大統領はエリート階層出身でも軍出身でもない庶民性が売り物。しかし中央政府での行政経験はない。庶民性は既得権層とのしがらみがない一方、国民への人気取り(ポピュリズム)に傾く懸念も消しきれない。
 ASEANは2015年に市場統合を迎える。中国台頭への対抗の意味も含め、ASEANのまとまりと政策協力は欠かせない。インドネシア次期大統領には、国内統治だけでなくASEANリーダーとしての役割も求められる。
 
 【ウクライナ、ガザ、イラク】 世界の注目は、引き続きウクライナ危機、ガザの紛争、イラクなど。ウクライナ情勢に絡んでは、プーチン・ロシア大統領への国際的圧力が強まっている。
 

◎今週の注目(2014.7.28-8.3)&当面の注目
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・ウクライナ情勢は引き続き緊迫。政府軍による親ロシア派拠点の攻撃、マレーシア機撃墜の真相究明、欧米制裁強化に対するロシアの反応などが焦点。

・ガザ危機も瀬戸際の動きが続く。

・イラクの新政権作りが難航している。マリキ首相の続投にはスンニ派やクルド人が強く反発する。決着は見えない。

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