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2014年7月15日 (火)

2014年28号(7.7-13 通算731号) 国際ニュース・カウントダウン

国際ニュース・週間カウントダウン: 2014年7月7-14日(アジア、欧米13日)

◆インドネシア大統領選(9日)☆
・大統領選が実施。ジャカルタ州知事のジョコ氏と元軍高官のスビアント氏が競った。
・選挙は接戦で、一時は終了後両者が勝利を宣言した。正式発表は21-22日。
・調査ではジョコ氏が優勢で、同氏当選の可能性が高い。
・両候補の政策的主張は似ており、経済格差是正やインフラ整備などを掲げる。
・ユドヨノ大統領の10年は比較的政治が安定し、経済成長に結びついた。
・新政権下でも政治の安定が発展の鍵を握る。

◆米中戦略対話、領土やサイバーで対立(9-10日)☆
・米中戦略対話が北京で開催。政経両面で重要閣僚級の協議を行った。
・経済面では、年内の投資協定枠組み合意や地球温暖化での協力で合意。
・一方安保面では、南・東シナ海の領土問題やサイバー攻撃で対立が続いた。
・習近平国家主席は開幕式で、米中の対立は世界に災難と協調を訴えた。
・しかし領土など譲れない分野では譲歩しない姿勢も示した。
・対話は2009年に始まり今回で6回目。
・米国務・財務著感や中国副首相などが参加。今回はイエレンFRB議長も出席した。

◆イラク分裂傾向強まる、クルド人勢力が北部油田制圧(11日)☆
・クルド自治政府の治安部隊は、北部キルクークなどの油田を管理下に置いた。
・クルド系の閣僚は中央政府の閣議をボイコットする方針を表明した。
・北部を支配するスンニ派過激派「イスラム国」と政権の攻防は一進一退。
・イラクの中央統制は弱まり、国の分裂傾向が進んでいる。

◆W杯ドイツが優勝、ブラジル準決勝大敗が波紋(13日)☆
・サッカーW杯はドイツがアルゼンチンを破って優勝した。24年ぶり4回目。
・欧州の国が米大陸で開催したW杯で優勝したのは初めて。
・開催国ブラジルは準決勝でドイツに1-7で歴史的大敗を喫した。
・一部国民が略奪行為に走るなど混乱も発生。政権への批判も高まっている。
・サッカー大国のプライド、国民の誇りが打ちのめされたとの指摘もある。
・リオでの決勝戦はメルケル独首相やプーチン・ロシア大統領も観戦。
・サッカーの影響力の大きさを見せ付けた。

◆アフガン大統領選、開票めぐり混乱(7日)☆
・選管は大統領選(6月14日決選投票)の暫定結果を発表した。
・ガニ元財務相が56%でアブドラ元外相の43%を上回っている。
・アブドラ氏は大規模な不正があったとし、結果は受け入れられないとしている。
・ガニ氏は最大人口のパシュトン人。アブドラ氏は少数派タジク人の支持を受ける。
・今後の推移次第では、民族対立が一段と深まりかねない。

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 │INCDの採点
 │ ☆☆☆ 世紀の大ニュース
 │ ☆☆  世界史の年表に載るようなニュース
 │ ☆   国際情勢を理解するのに知っていた方がいいニュース  
 │ 無印  興味のある方は。知らなくても困ることはないでしょう
 ├─────────────────────────────
 │プラスアルファ                       
 │ (世)日本ではあまり報道していないけれど、世界では注目
 │ (日)騒いでいるのは日本だけ
 │ (^^)くだらないけど面白い。面白いけどくだらない     
 └─────────────────────────────

◎寸評:of the Week
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 【W杯終了】 1ヶ月に及ぶサッカーW杯が終了した。米大陸で欧州勢として初めて優勝したドイツの強さが際立ったが、動揺に印象的だったのはブラジルの予想外の大敗(準決勝でドイツに1-7、3位決定戦ではオランダに0-3)。サッカー王国の凋落が白日の下にさらされた。
 たかがサッカーという見方もあるが、サッカーは社会や文化への影響も大きく、政治へのインパクトも無視できない。ブラジルの大敗に多くの子供が泣き叫び、メディアは「屈辱」「大虐殺」と表現。国民の誇りがズタズタにされたという悲痛な声も上がる。
 英FT紙などは大会前、優勝ができなければ政治的なダメージも大きく、10月の大統領選でルセフ氏の再選が危ぶむ可能性があると指摘した。結果は、それよりひどかった。
 NYタイムズのように、フィールドでは屈辱を受けたが、大会の開催国としてはよくやったと評価すべきだと強調する向きもある。興奮冷めたところで影響がどう出るか、まだ読みきれない。

 【紛争】 イラク、シリア、アフガニスタン、パレスチナの紛争は引き続き深刻。連日のように、戦火のニュースが伝えられる。

◎今週の注目(2014.7.14-19)&当面の注目
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・BRICS首脳会議が15-16日、ブラジルで開催される。BRICS開発銀の設立などが話し合われる。

・習近平中国国家主席はブラジル訪問の後、キューバなどを訪れる。

・イラク情勢は引き続き深刻であることに変わりはない。加えて周辺国や国際社会の動きが重要になっている。米国やイランに加え、シリアやロシアも加わり、世界への影響も拡大している。

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