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2014年6月30日 (月)

2014年26号(6.23-29 通算729号) 国際ニュース・カウントダウン

国際ニュース・週間カウントダウン: 2014年6月23-29日

◆イラク戦闘にシリアが空爆で参加、国境超え拡大(24日)☆
・シリアはイラク領内のスンニ派過激派を空爆した。イラクのマリキ首相は歓迎声明を表明した。
・イラク軍は28日、首都北方のティクルート攻勢を強化した。
・米国は24日、軍事顧問団の第1陣90人をイラクに派遣した。
・ケリー米国務長官は中東を訪問。サウジのアブドラ国王などと会談した。
・イラクのシーア派最高権威のシスタニ師は27日、挙国一致政権の樹立を要求した。
・ロシアはイラクの政府軍に武器の供与を始めた。

◆欧州委員長にユンケル氏、英国の孤立際立つ(27日)☆
・EUは首脳会議で、次期欧州委員長にルクセンブルクのユンケル前首相指名を決めた。
・欧州議会の承認を得て11月に就任の予定。任期は5年。
・5月の欧州議会選で最大会派になった中道右派は、ユンケル氏を推していた。
・しかし、英国は同氏がEU改革に相応しくないなどとして反対した。
・首脳会議は異例の評決の結果、英国とハンガリーの反対でユンケル氏に決まった。
・英国は昨年、EUにとどまるかの国民投票実施を決めるなどEU離れともいえる姿勢が目立つ。
・今回の人事でも、英国の孤立が際立った感がある。

◆EUとウクライナなどが連合協定(27日)☆
・EUはウクライナ、グルジア、モルドバと連合協定に調印した。
・EUと各国の包括的な協力の枠組みを定めるもので、政治・経済面の関係強化につながる。
・将来のEU加盟の一里塚になる可能性がある。
・ロシアは警戒の姿勢を示している。
・ウクライナのヤヌコビッチ前大統領は昨年11月にいったん決めた連合協定挑戦を先送りした。
・これを契機に同国内の新欧米派の反体制運動が拡大。2月の政変へとつながった。
・ウクライナ国内でポロシェンコ政権側が停戦期限を30日まで延長。
・小規模な衝突が断続的に続くする中で、事態収拾の模索が続く。

◆第1次大戦開戦100年(28日)☆
・第1次大戦開始から100年を迎えた。1914年6月28日にサラエボ事件が起きた。
・EU首脳は26日、激戦地となったベルギー西部のイーペルで記念式典を開いた。
・同地ではドイツ軍が初めて本格的な毒ガスを使用。50万人が死亡した。
・28日にはサラエボで周辺国首脳参加の式典が行われた。
・第1次大戦は欧州中心に世界に広がった初の世界大戦。
・連合国(英仏露セルビア、後米日伊など)と同盟国(独墺トルコなど)の2陣営に10カ国以上が参加。
・使者不明者は約2000万人に上った。
・大量殺戮兵器の使用、総力戦など、時代を画する戦争となった。現代への影響・示唆も大きい。

◆タイクーデター1カ月、民政復帰は来年、前内相は反政府組織設立
・タイで軍事クーデターから22日で1カ月を経過した。
・全権を握るNCPOのプラユット議長は27日、来年中の民政復帰を表明した。
・2015年10月をめどに総選挙を実施し、民政に戻す計画。
・チャルポン前内相は24日、軍事政権に反対する新組織の設立を宣言した。
・同氏はタクシン元首相派「タイ貢献党」の党首を務めていた。
・クーデター後、タイ社会は表面的には平静を保っているし、経済活動も回っている。
・しかし、政治的な対立は解消せず、国際的には民主国家としての信用に傷ついた・

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 │INCDの採点
 │ ☆☆☆ 世紀の大ニュース
 │ ☆☆  世界史の年表に載るようなニュース
 │ ☆   国際情勢を理解するのに知っていた方がいいニュース  
 │ 無印  興味のある方は。知らなくても困ることはないでしょう
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 │プラスアルファ                       
 │ (世)日本ではあまり報道していないけれど、世界では注目
 │ (日)騒いでいるのは日本だけ
 │ (^^)くだらないけど面白い。面白いけどくだらない     
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◎寸評:of the Week
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 【第1次大戦100年】 第1次大戦から100年を経過した。全欧州と世界各国を巻き込んだ初の世界大戦。化学兵器や航空機など大量破壊兵器が使われ、死者・不明者は2000万人以上にのぼった。
 大戦の結果、ドイツ、オーストリア・ハンガリー、オスマントルコの3帝国が崩壊し、ロシアでは社会主義革命が起きた。欧州は疲弊し、世界の中心は米国に移った。
 戦後処理では国際連盟などが設立されたが十分に機能しなかった。ドイツへの過酷な賠償請求は超インフレを生み、ナチスの台頭を招いた。
 戦争はレマルクの「西部戦線異状なし」はじめ多くの文学、芸術作品によって描かれ、世界の文化・思想にも多大な影響を与えた。
 1914年の6月28日のサラエボ事件の直後、戦争は短期戦になると予想され、「戦争を終わらせる戦争」という根拠の弱い見方も喧伝された。結果は5年に及ぶ長期戦となり、世界に大きな傷跡を与えた。
 第1次大戦は、多大な示唆に富む。

 【アリババ上場】 中国電子取引最大手のアリババ集団は26日、焦点の米国での上場について、米N証券取引所への上場を目指すと発表した。1000億ドル以上の資金調達が予想される。

◎今週の注目(2014.6.30-7.6)&当面の注目
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・2014年も前半が終了する。

・イラク情勢は引き続き深刻であることに変わりはない。加えて周辺国や国際社会の動きが重要になっている。米国やイランに加え、シリアやロシアも加わり、世界への影響も拡大している。

・アフガニスタン大統領選(6月4日投票)の暫定結果が7月2日に発表される予定。
・イランの核問題をめぐる協議が、7月2日から行われる。

・サッカーW杯が6月12日から。決勝は7月13日。
・インドネシア大統領選が7月9日に投票される。

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